雲川ゆずの本棚

本のレビューやおすすめ本紹介、イギリス生活の記事を書いています!

シーナ・アイエンガー『選択の科学』概要・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、シーナ・アイエンガー『選択の科学』という作品をご紹介します。



本の概要


・ISBN:9784163733500
・出版年:2010年
・出版元:文藝春秋
・ジャンル:社会科学
・ページ数:384ページ

概要

社長は平社員よりもなぜ長生きなのか。その秘密は自己裁量権にあった。選択は生物の本能。が、必ずしも賢明な選択をしないのはなぜ?(Amazonより引用)

 

感想

学術書ではありながら、日常生活でも私たちがいつも「選択」を向いあっているということを具体的な例を挙げながら説明しているので、とても分かりやすかったです。

 

著者自身の経験があるからこそ、「選択」を研究し語るのに説得力がありました。

 

選択できる力がある者は確かにストレスが少ない。しかし、選択肢が多すぎると人は迷ってしまう。さらに、究極の選択を自分が行わなければならないとき、人は精神的に圧迫されてしまう。「選択」がいかに複雑で、その状況によって様相を変えるのかということがよく分かりました。おすすめです。

 

5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

視覚デザイン研究所『鑑賞のための西洋美術史入門』概要・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、視覚デザイン研究所『鑑賞のための西洋美術史入門』という作品をご紹介します。

 

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本の概要


・ISBN:488108190X
・出版年:2006年
・出版元:視覚デザイン研究所
・ジャンル:西洋美術史、美術史、教養
・ページ数:222ページ

概要

ギリシャ美術からニューペインティングまでの美術の歴史を楽しく、しかも重要なポイントは網羅した美術鑑賞の入門書。
難しい専門用語や芸術的概念にはQ&Aで核心に迫ります。


Qヘレニズム的とはどういうこと?
Aギリシャ彫刻の理想化された肉体のことです。
Qなぜロココはイギリスに根付かなかったの?
Aフランスの軽薄さが悪趣味に見えて性にあわなかったのでしょう。


さらにQ&Aに続く文章を読めば理解が深まり、本物を見たくなること間違いなしです。

(Amazonより引用)

 

感想

学生時代、美術の資料集を飽きることなく眺めていた自分にとっては、とても素晴らしい本でした。オールカラーで絵もたくさん載せられていて、贅沢な一冊だと思います。

 

西洋美術史を一通り学べるほか、素朴な疑問もQA形式でわかりやすく解説がされています。西洋美術史をまずはビジュアルで楽しみたい方、ざっくり流れを知りたい方などにおすすめです。

 

5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

瀧内賢『これからのSEO Webライティング本格講座』概要・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、瀧内賢さんの『これからのSEO Webライティング本格講座』という作品をご紹介します。



本の概要


・ISBN:4798051616
・出版年:2017年
・出版元:秀和システム
・ジャンル:Web構築・管理、IT、ライティング
・ページ数:281ページ

概要

今現在、「SEO対策を意識したWebライティング」で最も効果的であるとされている手法は、何だと思いますか<? br> それは、「ユーザー寄りのWebライティング」に他なりません。
「ユーザーの検索意図を読んで、ユーザーの検索欲求を満たしてあげられるような、人が読むことを意識した文章を書く」
これが今、最も支持されているWebライティングの手法です。


では、これから先も「ユーザー寄りのWebライティング」が最強の選択肢になると思いますか<? br> 答えは「No」です。


というのも、いくらアルゴリズムが日々進化し続けているとはいえ、「良いコンテンツであるかどうかを明確に判断する」のは、まだまだ無理だからです。

 

本書が推奨するのは、『ユーザー&ロボット両取りのライティング』です。ユーザー寄り一辺倒ではなく、もちろん「以前の、ロボット向け手法に戻る」ということでもない、いわばユーザーとロボットの両方へ同時に思いっきりすり寄る、次世代の手法です。


対象をユーザーとしながらも、現況のアルゴリズムレベルに鑑みたロボット向けの施策こそが、これから先、必要不可欠となるWebライティングなのです。

(Amazonより引用)

 

感想

最初から最後まで具体的なコツや方法が書かれていて、すぐに実践できる内容だと思いました。HTMLタグについてや、SEOに関する基本的な知識はある状態で読むのが良いと思います。(完全にウェブライティング初心者、という方向けではないかなと)

 

ある程度ウェブライティングに慣れている方も、慣れているからこそ「自分流」になっているところがあると思います。そういった方々にも、いま一度自分の知識や実践していることの確認に使っても良いかなと感じました。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


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