雲川ゆずの本棚

本のレビューやおすすめ本紹介、イギリス生活の記事を書いています!

中山七里"毒島刑事最後の事件" あらすじ・レビュー【警察小説】

こんにちは!イギリス在住ブロガーの雲川ゆず(@ybook21)です!

今回は、中山七里さんの"毒島刑事最後の事件" という作品をご紹介します。

 

 

あらすじ

刑事・毒島は警視庁随一の検挙率を誇るが、出世には興味がない。犯人を追うことに何よりも生きがいを覚え、仲間内では一を話せば十を返す能弁で煙たがられている。そんな異色の名刑事が、今日も巧みな心理戦で犯人を追い詰める。大手町の連続殺人、出版社の連続爆破、女性を狙った硫酸攻撃……。捜査の中で見え隠れする<教授>とは一体何者なのか?かつてない強敵との勝負の行方は――。手に汗握るノンストップミステリ!(Amazonより引用)

 

感想

今まで様々な警察小説を読み、様々なタイプの刑事さんたちに出逢ってきましたが、毒島刑事は中でもかなりアクの強い人物だなと感じました。毒舌かつ能弁、容疑者だけでなく周囲の刑事仲間たちをも黙らせてしまうような手法がすごいなと感じました。

一つ一つの事件は短編ですが、それが不思議な糸でつながっていき、その謎が最後に解けるのが面白かったです。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

五十嵐貴久"南青山骨董通り探偵社" あらすじ・レビュー【ミステリ】

こんにちは!イギリス在住ブロガーの雲川ゆず(@ybook21)です!

今回は、五十嵐貴久さんの"南青山骨董通り探偵社" という作品をご紹介します。

 

あらすじ

大手企業に就職したものの、うだつの上がらない日々に塞ぐ井上雅也。ある日、南青山骨董通り探偵社の社長・金城から突然話しかけられた。「探偵になる気はありませんか?」。雅也は訝しみながらも体験入社をするが、厄介な事件に関わることになり……。個性的なメンバーの活躍が、軽快なテンポと極上のサスペンスで繰り広げられる、ベストセラー作家の新シリーズ始動!(光文社HPより引用)

 

感想

五十嵐さんの作品はこれまでにもいくつか読んできましたが、作風の幅広さにいつも驚かされます。こちらの作品は雰囲気も柔らかめで、さくさく進むテンポの良さもあり、とても読みやすかったです。

 

事件自体も犯人と思しき人が何人も出てきて、推理する楽しさがありました。また、シリーズものということで、他の作品も読むのが楽しみです。

 

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

東川篤哉"伊勢佐木町探偵ブルース" あらすじ・レビュー【ミステリ】

こんにちは!イギリス在住ブロガーの雲川ゆず(@ybook21)です!

今回は、東川篤哉さんの"伊勢佐木町探偵ブルース" という作品をご紹介します。

 

 

あらすじ

横浜の老舗商店街・伊勢佐木町にひっそりと事務所を構える私立探偵・桂木圭一。
時代遅れなスカジャンを愛用する舎弟・黛真琴を引き連れて、港町で起きる重大(?)事件の調査を生業にしている。
ある日、知らぬ間に再婚していた母親の新居を訪ねると、そこは山手の大豪邸。
お相手はなんと神奈川県警本部長で、しかもその息子は伊勢佐木署のイケ好かないエリート刑事だった……!
やたらと現場で鉢合わせる義兄弟、このビミョーな関係一体どうなる!?(Amazonより引用)

 

感想

東川さんの作品は、鵜飼さんシリーズを好んで読んでいたのですが、こちらの伊勢佐木町のお話も読みやすくて面白かったです。横浜の色々な地名が出てくるのも風情があってよかったですし、より物語にリアリティを加えているような気がしました。

桂木圭一と義兄弟との会話のやりとりも面白かったです。

 

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!