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Hanna Jameson(ハンナ・ジェームソン) "The Last" 感想

こんにちは!


今回は、洋書 Hanna Jameson(ハンナ・ジェームソン)さんの "The Last"という作品について記事を書いてみたいと思います。 

 

こちらは、イギリスの図書館のカードを使ってログインできるアプリ、Borrow Boxで借りて読んでみました。

 

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★作者について

ハンナ・ジェームソン:

イギリス、ウィンチェスター出身のベストセラー作家。17歳で書いた作品“Something You Are”を21歳の時に出版し、デビュー。ヨーロッパ、アメリカ、日本を旅した経験を持っています。その経験から、とりわけアメリカに興味を持ち、大学ではアメリカの歴史を先行します。作品のジャンルはスリラー、犯罪小説、ディストピア小説など。ウィスキーもお好きとのこと。

 

 


★感想


著者、ハンナ・ジェームソンさんはこの作品で初めてしりましたが、読者を惹きつける物語を書かれる方なのかなと思いました!


核、という思いテーマが背後にあり、極限状態でホテルにいる20人はどうなっていくのか?精神的に追い詰められていく様子がありありと伝わってきました。


日本人家族も出てきます。物語の中心となるわけではありませんが、母であるYukaさんが主人公ジョン・ケリーの力になる部分が出てきて、緊迫感のある雰囲気の中でちょっとした癒しになっていました。この、日本人が出てくるというのも、著者が日本を旅したことがある、というのがきっかけなのかもしれないな、と思うと嬉しくなりました。

 

私は全体として、物語を楽しむことができましたし、ストーリーの構成は素晴らしかったのですが、謎を明らかにするのが少し急がれているように感じることもありました。複雑な物語のため、やや仕方のない部分はあるのかもしれませんが、読んでいるときに、あらゆる情報が一度に見せられたように感じたりもしました。ちょうど物語を丸く、うまく収めるには、こういう方法しかないのかもしれませんが……。これは、私が著者の本の多くを読みたいとは思わないということではないのですが、合う/合わない、が割とはっきり出る作家さんかもしれないと思います。


英語については、一文一文が短めですので、読みにくさやわかりにくさは比較的少なかったように感じます。ご興味のある方は、ぜひ読んでみてください^^

 

★5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★☆☆(3/5)

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!