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江國香織『ちょうちんそで』あらすじ・感想

こんにちは!

今回は、 江國香織さんの『ちょうちんそで』という作品をご紹介します。

 

 


作品概要


著者について

江國香織

1964年東京生まれ。1987年の『草之丞の話』で童話作家としてデビューしました。『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(ホーム社/集英社)で山本周五郎賞、『号泣する準備はできていた』(新潮社)で直木賞など多数の賞を受賞しました。小説・エッセイ・童話など多方面で執筆活動をしています。また絵本や児童文学の翻訳も手がけています。

 

本の概要


・ISBN:978-4-10-133929-0
・出版年:2015年
・出版元:新潮社
・ジャンル:恋愛、一般フィクション
・ページ数:226ページ
・テーマ、キーワード:記憶、姉妹、想像と愛
・おすすめする人:現実と記憶のあいだのものがたりを読みたい方、うつくしい小説を探している方など

 

あらすじ

新潮社HPより引用


いい匂い。あの街の夕方の匂い――。些細なきっかけで、記憶は鮮明に甦る。雛子は「架空の妹」と昔話に興じ、そんな記憶で日常を満たしている。それ以外のすべて――たとえば穿鑿好きの隣人、たとえば息子たち、たとえば「現実の妹」――が心に入り込み、そして心を損なうことを慎重に避けながら。雛子の謎と人々の秘密が重なるとき、浮かぶものとは。心震わす〈記憶と愛〉の物語。

 

感想

江國さんの小説は中学生のころから大好きで、まだまだ恋愛とはなんぞや、というあこがれだけを抱いていた時に、すっかりはまってしまった覚えがあります。それは10年以上経ったいまでも同じで、江國さんの作品、文章を読むと、なんだか心が洗われていくような、すーっと心に沁みていきます。

 

今回の作品は、恋愛もの、どまんなか、というわけではありません。むしろ、姉妹のものがたり、と言っていいと思っています。主人公と、それをとりまく人々。めぐりめぐって、姉妹はきっとどこかでつながっている。

 

不思議で、はたからみれば、よく理解できない、とも思われがちな主人公。それでも、きっとやさしく穏やかに寄り添ってくれる記憶があるのだと思います。

 

江國さんの他のもの素敵な作品でした。ぜひ、お手に取ってみてください!

 

一言キャッチフレーズ

記憶は、わたしを置いてきぼりにしない

 


5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!