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Alex Gray “Glasgow Kiss (DCI Lorimer #6) ” あらすじ・レビュー【洋書ミステリ・警察小説】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Alex Grayさんの “Glasgow Kiss” という作品をご紹介します。


作品概要
著者について

アレックス・グレイ
グラスゴーで生まれ、教育を受ける。フォークシンガー、DSSの客員職員、英語教師として働く。犯罪小説でスコットランド作家協会コンスタブル賞とピトロッホリー賞を受賞。

 

 

本の概要

・ISBN:1847441947
・出版年:2009年
・出版元:Sphere
・ジャンル:ミステリ、警察小説
・ページ数:355ページ
・シリーズ:DCI Lorimer #6

 

あらすじ

エリック・チャルマーズはグラスゴーのミュアパーク・セカンダリースクールで最も人気のある教師の一人である。穏やかで親切な彼は、生徒たちが信頼する親友のような存在だ。

 

ところが、10代のジュリー・ドナルドソンがチャルマースにから暴力を受けたと訴えると、学校は大騒ぎになる。チャルマースのような信心深い家庭人が、どうしてそんなことをしたのか?ジュリーを支持する生徒や教師、チャルマースを支持する生徒など、ミュアパークの学校生活は決して平穏ではなくなる。

 

そして事態はさらに悪化する。ジュリー・ドナルドソンが行方不明になり、警察が呼ばれたのだ。

 

ウィリアム・ロリマー警部にとって、これは1週間で2件目の行方不明事件である。数日前から行方不明になっている幼児を心配して眠れない夜が続いている。ジュリーの失踪は、ただでさえ多忙なロリマーの仕事に、さらなる負担を強いる。日ごとに少女が生きて発見される可能性は低くなり、ロリマーは罪のない命を救うために時間との戦いに身を投じていく。 

 

感想

以前このシリーズの13作目を読んだことがあったので、時系列がバラバラなのですが、それでも単体として十分楽しめました。警部グレースシリーズを読んでいるときのような臨場感、緊張感、上に立つ人の葛藤などが伝わってくるいい作品でした。

 

事件自体も、学校が舞台ということで #13 より個人的には読みやすく感じました。

 

10代のころ、同年代の子よりも年上の男性にあこがれる気持ちを持つのって古今東西あるんだなあと。ピュアなもので、折り合いのつけられるものであれば問題ないと思いますが、そうなるにはあまりにも脆い。そして、当事者以外にも、そんな若い子の気持ちをもてあそぶ危険な人物がいる。

 

テンポもちょうどよく、キャラクターも個性が立っていてよかったです。シリーズ他作品も機会があれば読んでみたいです。

 

 

#13 の感想は以下の記事でご紹介しています↓

ybook.hatenablog.com

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!