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Ann Cleeves "Red Bones(Shetland Island #3)"あらすじ・レビュー【洋書ミステリ・警察小説】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Ann Cleevesさんの "Red Bones(Shetland Island #3)"という作品をご紹介します。

 

作品概要
著者について

アン・クリーブス
ヴェラ・スタンホープ警部補シリーズは、ノーサンバーランドを舞台に、彼女のパートナー、ジョー・アッシュワースとともに、愛される刑事が登場。シェットランド・シリーズでは、ジミー・ペレス警部補が、神秘的で暗く美しいシェットランド諸島で捜査を行っている。 

 

本の概要

・ISBN:9780230014466
・出版年:2009年
・出版元:Macmillan
・ジャンル:ミステリ・警察小説
・ページ数:340ページ
・シリーズ:Shetland Island #3

 

あらすじ

霧に包まれた島と、過去に秘密が埋もれた地域社会......。

若い考古学者がウォルセーの遺跡で人骨を発見したとき、島の住民たちは興味をそそられた。それは古代の発見なのか、それとも現代のミステリーなのか?

 

そんな中、夜中に老婆が撃たれる悲劇が起こる。シェットランドの刑事ジミー・ペレスは、彼女の孫で自分の同僚であるサンディ・ウィルソンから呼び出される。

 

まばらな風景と海の空虚さが、獰猛かつ秘密主義な人々を育んできた。ミマ・ウィルソンは世捨て人だった。彼女は自分の土地とプライドと家族を持っていた。ジミーは島の人々に答えを求めるが、何世代にもわたって妬み、貪欲、恨みを持ち続ける2つの反目する家族を発見する。

 

見知らぬ人々に囲まれ、不慣れな土地で、ジミーは自分の力が及ばないことに気づく。そしてまた新たな死が起こり、春の天候が島を閉塞的な霧に包む中、ジミーは過去の秘密を掘り起こさなければならない。

 

感想

ゆっくりと、でも確かに過去の秘密が若い世代(と事件を追うジミーに)明らかになることが、事件解決にもつながっていき、そのリンクが面白かったです。

 

アンクリーブスさんのシェトランドシリーズは初めて読みましたが、この重厚な雰囲気とペースは、島での暮らしや文化、そこで暮らす人々の想いなどを表しているのかなと感じました。何世代にもわたって同じ場所に住んでいるからこそあるつながりや絆、そして共有する明らかにしたくない秘密。

 

事件自体も、ところどころに伏線は張られていたものの、犯人の動機が意外で興味深かったです。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!