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Ann Cleeves "The Glass Room (Vera Stanhope #5)" あらすじ・レビュー【洋書ミステリ・警察小説】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Ann Cleevesさんの"The Glass Room (Vera Stanhope #5)"という作品をご紹介します。

 

作品概要
著者について

アン・クリーブス
ヴェラ・スタンホープ警部補シリーズは、ノーサンバーランドを舞台に、彼女のパートナー、ジョー・アッシュワースとともに、愛される刑事が登場。アンのシェットランド・シリーズでは、ジミー・ペレス警部補が、神秘的で暗く美しいシェットランド諸島で捜査を行っている。

 

本の概要

・ISBN:9780230745827
・出版年:2012年
・出版元:Macmillan
・ジャンル:警察小説、ミステリ
・ページ数:373ページ
・シリーズ:Vera Stanhope #5

 

あらすじ

ヴェラ・スタンホープ警部補は簡単に友達を作ることができないが、ヒッピーの隣人たちは彼女に自家製のビールと会話を提供し続けているため、彼らに対しては人一倍寛容である。

 

そのうちの1人が行方不明になったとき、彼女は何が起こったのかを突き止める義務があると感じた。しかし、彼女が見つけたのは、単に行方不明の友人だけではなかった。

 

感想

Veraシリーズはこれまで何作か読んできましたが、この作品は中でもややドラマチックな印象を受けました。もちろん、アンクリーブスさんの丁寧で地に足のついた物語展開はそのままですが、エンタメ性も加わってとても面白かったです。

 

作家や作家になりたい人、講座のチューター、編集者など、本や文章を書くことに関わる人の物語です。作家というと、クリエイティブな仕事であり、個々が一人で自分の能力を発揮していくイメージがありますが、成功するのは本当に大変で、一握りだということを改めて思い知らされました。

 

アガサクリスティーのようなフーダニットの面白さも強く、最後まで誰が犯人なんだろう?と想像する楽しみがありました。おすすめです。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★★(5/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!