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Anna Bailey "Tall Bones" あらすじ・レビュー

こんにちは!

今回は、Anna Bailey "Tall Bones"という作品をご紹介します。

 

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作品概要
著者について

アナ・ベイリー

アナ・ベイリーは1995年にブリストルで生まれ、幼少期はグロスタシャーの自宅とコーンウォールの家族の間で過ごしました。バース・スパ大学でクリエイティブ・ライティングを学び、ジャーナリストを目指していましたが、結局コロラド州に移住し、代わりにスターバックスのバリスタになることになりました。2018年にイギリスに戻り、カーティス・ブラウン・クリエイティブの小説執筆コースに入学し、アメリカでの生活に触発されて初の小説「Tall Bones」を執筆しました。現在はチェルトナムに住み、雑誌「Cotswold Life」や「Good On Paper」に執筆しています。

 

 

あらすじ

17歳のエマは、親友のアビを森の中のパーティに残してきたとき、同年代の多くの女の子と同様に、自分たちの人生はこれから始まると信じていた。その夜、さまざまなことが起こるが、エマが友人に会うことは二度とない。

アビの失踪は、ウィスリング・リッジという小さな町や、長年の恨みや憤りの歴史にひびを入れる。アビが裏切った兄のノア、傷跡を隠す弟のジュード、母のドリーと父のサミュエル、どちらも町全体を掌握している火と石の伝道師に支配されている。そして、町の外からやってきたラットは、町の人々を不安にさせる存在である。

 

 

感想

謎めいたタイトルに引かれてこの本を読んでみました。作者の本を読むのはこれがはじめてです。
謎めいた事件と、いくつもの秘密を抱えた家族とコミュニティ。興味深い点がいくつかありました。
また、最後に明かされる事実には、驚きと共に悲しみも感じました。

しかし、私はこの本をあまり楽しんで読めませんでした。
アメリカ社会や宗教になじみがないからかもしれません。父親が家族に対して行ったことは許せませんが、その行為の描写が多くて、けっこう落ち込んでしまいました。

評価が高い作品なので、自分には合わなかっただけだと思います。デビュー作でここまで書けるのか、というのは驚きでした。

 

一言キャッチフレーズ

ここでは、正義が正義ではない


5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★☆☆(3/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!