雲川ゆずの本棚

本のレビューやおすすめ本紹介、イギリス生活の記事を書いています!

C.L.Taylor “The Island” あらすじ・レビュー

こんにちは!

今回は、C.L.Taylor “The Island”という作品をご紹介します。

 

f:id:yuzubook:20210303231029j:plain



作品概要
著者について

C.L.テイラー

C.L.テイラーは、賞を受賞したサンデー・タイムズ紙のベストセラー作家で、2019年秋のリチャード&ジュディ・ブッククラブに選ばれた『SLEEP』を含む、心をつかむサイコロジカル・スリラー8作品を執筆しています。彼女はウスターで生まれ、2014年にフルタイムで執筆活動を開始しました。現在はパートナーと息子と一緒にブリストルに住んでいます。

 

本の概要


・ISBN-10 ‏ : 0008240590
・ISBN-13 ‏ : 978-0008240592
・出版年:2021年
・出版元:HQ Young Adult
・ジャンル:YA、サスペンス
・ページ数:320ページ(ペーパーバック)

 

あらすじ

アイランドへようこそ。
最悪の恐怖が現実になろうとしているところ......。

6人のティーンエイジャーたちが、南国の島で1週間の旅行をするという。それは完璧な休日になるはずだった。

しかし、ガイドが脳卒中で死んでしまい、彼らは取り残されてしまった。

島の誰かが彼らの最悪の恐怖を知っているからだ。そして、その恐怖は次々と現実のものとなっていく。

パラダイスの7日間。致命的な秘密。

誰が生きて島を出ることができるのか?

 

感想

以前C.L.Taylorさんの"Sleep"を読み大満足したため、こちらの作品もYAではありますがとても期待して読みました。それほど長くはなく読みやすかったです。前半やや物語の方向性が見えず、どうなるんだろう?と思いましたが、後半はジェットコースターのような展開に。

 

謎が解けた時はすっきりしましたし、この本の社会性も感じました。10代はとっくに過ぎ去った私ですが、恋や友達との関係、自分の悩みや、自分には何かできるんじゃないかとちょっと自分を大きく見たり、でも危うさもあったり、そんなところが少し懐かしくも感じました。

 

前半の展開が少し物足りなかったことと、最後の回収がちょっとざっくりだったかなという点で今回は★4つです。

 

一言キャッチフレーズ

この島には、恐怖が転がっている

 


5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!