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Colin Dexter "Service of All the Dead (Inspector Morse #4)" あらすじ・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Colin Dexter "Service of All the Dead (Inspector Morse #4)"という作品をご紹介します。


作品概要
著者について

コリン・デクスター

「モース警部」の小説で知られるイギリスの犯罪作家である。2000年、文学への貢献が認められ、大英帝国勲章オフィシエを授与された。

 

本の概要


・ISBN:0804114854
・出版年:1996年(初版は1979年)
・出版元:Ivy Books
・ジャンル:ミステリ、警察小説
・ページ数:304ページ(ペーパーバック)
・シリーズ:Inspector Morse #4

 

あらすじ

今回、モース警部は自分自身に押し付けがましいことをした。警察がとっくに見過ごしていた殺人事件を捜査する代わりに、ギリシャで休暇を過ごしていたかもしれないからだ。しかし彼は、郊外の教会管理人が殺害される犯罪を発見する。実は、殺人は1つではなく2つであることも。そして、牧師の生活と邪悪な欲望を探っていくうちに、死者の数はどんどん増えていく。教会の床を磨いているときに見つけた妙に魅力的な女性でさえ、モースが自ら招いたトラブルの代償にはならない。

 

感想

モースシリーズ4作目のこちらは、またそれまでの3作品とは違った面白さがありました。教会とそれにかかわる人々が中心となり物語は進んでいくのですが、複雑な人間関係が面白かったです。

教会は個人的にそれほどなじみがなく、とっつきにくいかなと思う部分もあったのですが、重要な事件の真相にかかわる部分だったり、動機だったりはどんな人が読んでもわかりやすいのではないかと感じました。

静かな物語ですが、読み応えがありました。気になった方は、ぜひ読んでみてくださいね。

 

5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!