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Denise Mina "The Less Dead" あらすじ・レビュー

こんにちは!

今回は、Denise Mina "The Less Dead" という作品をご紹介します。

 

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作品概要
著者について

デニス・ミナ

1966年にグラスゴーで生まれました。エンジニアである父の仕事の関係で、家族は70年代の北海油田ブームを追いかけてヨーロッパを回っていました。
21歳で試験に合格し、グラスゴー大学で法律を学ぶことになった彼女は、ストラスクライド大学で、女性犯罪者への精神疾患の帰属についての博士論文を研究し、犯罪学と刑法を教えていましたが、家で勉強するはずだったときに、小説「Garnethill」を書いてしまいました。

 

 

本の概要

 

・ISBN:1787301729
・出版年: Harvill Secker
・出版元:2020年
・ジャンル:ミステリ、サスペンス
・ページ数:352ページ(ハードカバー)

 

あらすじ

初めて実母を探しに行ったマーゴは、代わりに叔母のニッキーに会う。そこでマーゴは、自分の母親であるスーザンが、マーゴの養子縁組の直後に殺害されたセックスワーカーであることを知る。現在もスーザンを殺した犯人は見つかっていない。

ニッキーはマーゴに助けを求める。彼女はその犯人から何十年もの間、脅迫状や呪いのような手紙を受け取っていた。彼女は犯人を見つけようと決意するが、それは一人でできることではなかった...…。

 

感想

マーゴットは、この本の主人公でありアマチュア探偵として、実母スーザンの人生についてもっと知ろうとしており、その思いの強さは理解できるものがありました。彼女はしっかりとした中産階級で、スーザンの人生について知った多くのことに戸惑い、困惑するのも容易に想像ができました。マーゴットが知らない別の世界があり、それは彼女の存在全体と密接に関係しているのだと感じました。

また、サブプロットとなりますが、マーゴットと親友ライラとの関係も気になりました。ライラははたから見れば結構危険な状況にあるのですが(元彼の存在、そしてその兄がマーゴットと関係がある、という)、彼女はそれをそのように捉えていない。本当に危機的な状況にあるとき、人はそうなってしまうのでしょうか。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★☆☆(3/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!