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Elly Griffiths "Smoke and Mirrors(The Brighton Mysteries #2)" あらすじ・レビュー【洋書ミステリ・警察小説】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Elly Griffithsさんの"Smoke and Mirrors(The Brighton Mysteries #2)" という作品をご紹介します。

 

 

作品概要
著者について

エリー・グリフィス
彼女のルース・ギャロウェイシリーズは、都会での仕事を捨てて考古学者の訓練を受けたエリーの夫と、ノーフォークの海岸に住む叔母が、姪の頭の中にその地域の神話や伝説を詰め込んだことにインスピレーションを受けている。エリーには二人の子どもがおり、ブライトン近郊に住んでいる。

 

本の概要

・ISBN:9781784290269
・出版年:2015年
・出版元:Quercus
・ジャンル:警察小説、ミステリ
・ページ数:338ページ
・シリーズ:The Brighton Mysteries #2

 

あらすじ

パントマイムの季節が到来し、Max Mephistoはアラジンの舞台の主演を務めている。しかし、新聞の見出しは、地元の2人の子どもの失踪のことばかりだ。雪の中で2人がお菓子に囲まれて死んでいるのが見つかると、マスコミはすぐに彼らを「ヘンゼルとグレーテル」と呼ぶようになった。

 

エドガー・スティーブンス警部補には、捜査の手がかりがたくさんあった。少女アニーは、グリム童話を題材にした残酷な戯曲を書いていたのだ。手がかりはアニーの未完成の、そしてかなり不穏な最後の台本にあるのだろうか?それとも、パントマイムのために集まった風変わりな劇団員たちにあるのだろうか?

 

アラジンに出演するスタン(別名:グレート・ディアブロ)にとって、この事件はより個人的な記憶を呼び覚ますものだった。大戦前、彼は別のショーに出演中、少女が殺されるのを目撃しており、それは今回の事件と不気味な類似性を持っているのだ。

 

エドガーは再びマックスの協力を得て、鍵を握っていると思われる影のある演劇界に潜入する。

 

感想

タイトルの「smoke and mirrors」 というフレーズは「人を欺くもの、巧妙なトリック」という意味だそうです。それがすごく内容に合っているなと感じました。

 

純粋にミステリやフーダニットを楽しみたい方にはうってつけの作品だと思いました。アガサクリスティー作品のような要素や雰囲気もありました(本の時代背景もあると思いますが)。

 

要所要所に事件解決のためのヒントや伏線が隠されており、最後に謎や犯人が明らかになったときに、前のページに戻って読みたくなりました。キャラクターの数も多すぎず、でも怪しいと感じさせる人が何人かいて面白かったです。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★★(5/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!