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G.K.Chesterton “The Wisdom of Father Brown” あらすじ・レビュー

こんにちは!

今回は、G.K.Chesterton “The Wisdom of Father Brown” という作品をご紹介します。

 

日本語翻訳版は『ブラウン神父の知恵』です。

 

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作品概要
著者について

ギルバート・キース・チェスタトン

イギリスの評論家であり、詩、エッセイ、小説の作者です。チェスタトンはセント・ポール・スクールで教育を受け、後にスレード・スクールで美術を、ロンドンのユニバーシティ・カレッジで文学を学びました。彼の著作にはいくつか特徴があります。それは社会批判であったり、ジャーナリズム精神の表れでもあったりします。政治的にはリベラル派としてスタートしましたが、短期間の急進的な時期を経て、キリスト教と中世主義者の友人であるヒレール・ベロックとともに、土地の分配を支持する分配主義者となりました。

 

本の概要


・出版年:1914年
・ジャンル:ミステリ
・シリーズ:ブラウン神父もの

 

あらすじ・概要

『ブラウン神父の知恵』は、ギルバート・ケイス・チェスタトンによって1914年に発表されたブラウン神父を主人公とする推理小説の短編集。

 

 

感想

ブラウン神父シリーズの作品はこれまでにもいくつか読んできましたが(ちなみに私が初めて触れたチェスタトン作品は、学生時代に読んだ『木曜日だった男(翻訳版)』でした)、この作品も単純な推理小説・ミステリ小説という域にとどまらず、人間の勘違いやアイロニーなどの面白さもあるなかなか味わい深い作品です。

 

日本語でのレビューもいくつか読んでみましたが、日本語に翻訳されていてもやはりやや読みにくいところはあるのですね。英語でもそう感じました(私の英語力によるところも大きいとは思いますが)。当時の時代背景はやはり今とは大きく違いますし、単に人々が使う言葉、話し方だけではなく、その裏にある文化・社会的背景をもっと知っていれば、より楽しめたのかなと思います。

 

5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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