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James Patterson "Lost" あらすじ・感想

こんにちは!

今回は、James Pattersonさんの "Lost" という作品をご紹介します。

 

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作品概要
著者について

ジェームス・パターソン

世界で最も有名で売れている作家の一人です。彼の作品は全世界で3億8,500万部を超える売り上げを記録しています。「アレックス・クロス」、「ウィメンズ・マーダー・クラブ」、「マイケル・ベネット刑事」、「プライベート」など、過去20年間で最も人気のあるシリーズの著者であり、その他にもロマンス小説や単独のスリラー小説など、数多くのベストセラーを生み出しています。

 

本の概要

 

・ISBN-10 ‏ : 1780899521
・ISBN-13 ‏ : 978-1780899527

・出版年:2019年
・出版元:Century
・ジャンル:警察小説、スリラー、ミステリ
・ページ数:368ページ(ハードカバー)
・シリーズ: Tom Moon #1

 

あらすじ

マイアミはトム・ムーン刑事の故郷であり、心の故郷でもある。国際犯罪に取り組む新しいFBIタスクフォースのリーダーを依頼された彼は、愛する街の代表であることを誇りに思っていた。

しかし、アムステルダムからマイアミ国際空港に子供を密売していた男を逮捕したことをきっかけに、ムーンは巨大な犯罪シンジケートの奥深くへと足を踏み入れることになる。その地下組織は、彼の想像を超える規模と力を持っていた。

自分の街と市民のために尽力するムーンだが、果たしてそれだけで市民を救えるのだろうか?

 

感想

警察小説というと、Peter Jamesさんのロイグレースシリーズを好んで読んできたのですが、この”Lost”もとてもよかったです。アメリカとオランダ(マイアミとアムステルダム)が舞台となる、大きな国際犯罪がテーマとなりますが、緊張感があり、最初から最後まで楽しめました。

 

これまでにも国際犯罪が関わる小説はたくさん読んできましたが、いつも思うのは、事件の複雑さと犯人グループ(単独って少ないですよね)の恐ろしいほどの頭のよさ、狡猾さです。

 

警察小説の好きなところは、リアルに起きていることを私に教えてくれるところです。世の中はきれいなものばかりでない。でも、少しでもよい社会にするために頑張ってくれている警察がいる、と考えることができるのが救いです。

 

一言キャッチフレーズ

 アメリカとオランダの、二人の刑事を結び付けるものは


5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!