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Joanne Harris "A Narrow Door" あらすじ・レビュー

こんにちは!

今回は、A Narrow Doorという作品をご紹介します。

 

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作品概要
著者について

ジョアン・ハリスはイギリス系フランス人の作家で、14冊の小説、2冊の料理本、多くの短編小説を手がけています。彼女の作品は、マジックリアリズム、サスペンス、歴史小説、神話、ファンタジーなど多岐にわたっています。またテレビ用のオリジナルドラマの開発にも携わっています。

 

本の概要


・ISBN:1409170810
・出版年:2021年
・出版元:Orion
・ジャンル:サイコロジカルスリラー
・ページ数:448ページ(ハードカバー)
・シリーズ:Malbry, #3

 

あらすじ

セント・オズワルド・スクールにとって、それは刺激的な瞬間だった。歴史上初めて校長が権力を持ち、女子に門戸が開かれたのだ。

レベッカ・バックファストは血を流してこの地位にたどり着いた。まだ40歳になったばかりの彼女は、その野望の収穫を始めたばかり。新体制が旧体制に取って代わるにつれ、地盤が変化する。それに伴い、遺体の残骸が発見される。

しかし、レベッカは自分の足跡を残すためにここにいる。彼女は過去を深く葬り、彼女自身の記憶さえも逃れようとしている。

 

感想

シリーズの他の作品を読んでいなかったこともあり、最初は設定や登場人物を覚えるのに苦労しました。しかし、いったん慣れてしまうと、他の優れたサイコスリラーと同様に、途中で紆余曲折を経て、ページをめくる手が止まりませんでした。

タイトルの "A Narrow Door "は、女性が男性の世界に入り込むのがいかに難しいことかを意味しています。レベッカは複雑な人物ですが、自分のニーズに合わせて男性をうまく操っている点がとても面白かったです。

 

5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!