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Leslie Nagel(レスリー・ネーゲル) "The Book Club Murders" あらすじ・感想

こんにちは!

今回は、Leslie Nagel(レスリー・ネーゲル)さんの "The Book Club Murders"という作品をご紹介します。

 

 

 

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作品概要


著者について

レスリー・ネーゲル

USAトゥデイのベストセラー作家です。彼女はオハイオ州オークウッドという街に住んでおり、地元のコミュニティカレッジで文章を教えています。小説を書いた後は、リラックスするために、彼女の夫、息子と娘と一緒にハイキングやテニスをして楽しんだり、強いブラックコーヒーを味わったりするのがお好きだそうです。

 

本の概要

・ASIN:B01A4ATX9E
・出版年:2016
・出版元:Alibi
・ジャンル:ミステリ
・ページ数:264ページ(Kindle版)
・シリーズ:Oakwood Mystery #1
・英語の難易度、特徴:極端に難しい表現や単語はありません。会話で、ネイティブが良く使う言葉やイディオムが出てきます。
・テーマ、キーワード:人間関係、ミステリ、古典ミステリへの愛、ブッククラブ、模倣
・おすすめする人:ミステリ好きの方、アマチュア探偵の活躍を読みたい方

 

あらすじ

チャーリー・カーペンターは、オールドハット・ヴィンテージ・ファッションズという衣料品店に心血を注いでいる。彼女はそれを成功させるためだったら何でもする覚悟だった。オハイオ州オークウッドの裕福な顧客を開拓するために、アガサズ・ブッククラブにさえ参加する。

町で最も影響力のある女性たちとの交際には利点があるが、チャーリーは終わりのないゴシップに高い代償を払う必要があることに気づく。しかし、アガサズ・ブッククラブと密接な関係がある2人の女性が残忍に殺害された後、誰もが脅威と疑いの目にさらされるようになる。2つの殺人が同一人物の仕業であることを示す重要な証拠が出てきたとき、チャーリーは、殺人犯がブッククラブの誰かで、ミステリー小説の犯罪現場を完璧に模倣してそれぞれの死体を配置したことに気づく。彼女はクラブの会員資格を利用して、マーカス・トレノー刑事に彼女を情報提供者として利用するよう説得する。

知性的で大胆不敵、そしてマーカスと同じくらい頑固なチャーリー。彼女とマーカスは次なる殺人を防ぐために、時間との戦いをしなければならなかった。

 

感想

まず、ブッククラブマーダーズ、というタイトルに興味をそそられました。そして、そのブッククラブの名前が、”アガサズ”。私の大好きなアガサ・クリスティの名を冠していて、読む前からわくわくしました。

 

このデビュー作は、コージーミステリーというよりは、ロマンチックな要素も含んだサスペンスに分類できるかなと感じましたが、おもしろいポイントがたくさんありました。ミステリーのプロットはよく練られていて、最後の最後まで推測する楽しさを味わえました。

 

謎を解いていくのは基本的に、アマチュア探偵のチャーリーで、警察も出てきますが、若干その要素は少な目かなと。マークとチャーリーのロマンスもところどころに描かれ、物語をユニークなものにしています。

 

また、オークウッドは、小さな町としては、風変わりで可愛らしいなと思いました。これはシリーズ作品のようなので、これ以降どんな事件が起きるのか、一読者として楽しみです。

 

The Book Club Murdersは、生き生きとしたキャラクターと先の見えないプロットが魅力で、デビュー作とは思えないほど熟練した技が光っていました。レスリー・ネーゲルさんの作品は初めて読みましたが、素晴らしい才能の持ち主であり、最後の言葉を読むまで読者を飽きさせないような描き方をするなと感じました。

 

 

一言キャッチフレーズ

ミステリ作品へのゆがんだ愛


5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)

 

テンポが若干ゆっくりだったかなあという感じですが、盛沢山でした。最後まで展開が読めず、楽しめました。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!