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M.C. Beaton "Beating About the Bush(Agatha Raisin #30)" あらすじ・レビュー【洋書ミステリ】

こんにちは!イギリス在住ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、M.C. Beatonさんの "Beating About the Bush(Agatha Raisin #30)" という作品をご紹介します。

 

作品概要
著者について

M.C.ビートン

AGATHA RAISINとHAMISH MACBETHの両シリーズ、および多くのリージェンシー・ロマンスで世界的にベストセラーとなった作家である。彼女の本は17ヶ国語に翻訳されている。彼女は、英国の図書館で常に最も多く借りられるの作家である。

 

本の概要

・ISBN:9781250157720
・出版年:2019年
・出版元:Minotaur Books
・ジャンル:ミステリ
・ページ数:236ページ(ハードカバー)
・シリーズ:Agatha Raisin #30

 

あらすじ

私立探偵のアガサ・レイジンは、道端の生け垣で切断された足を見つけたとき、特に陰惨な殺人事件に巻き込まれそうな気がした。しかし、見た目は欺くことができる。アガサは、何もない工場で産業スパイの事件を調査することになったとき、それに気づく。

 

工場の謎はすぐに殺人事件に発展し、アガサを全国的な有名人にしたかと思えば、嘲笑と恥辱をもたらす。さらに、アガサは友人で時折恋人となるサー・チャールズ・フレイスへの想いを募らせていくことになる。

 

そして、工場で起きた殺人事件の真相が明らかになるにつれ、アガサ自身の命も危険にさらされることになる。アガサはついに犯人捕まえることができるのか?それとも殺人犯が先に彼女を捕まえるのか?

 

感想

MCビートンさんの作品は3年ほど前(Excelで記録していると本当に調べやすいですね~)に1冊読んだことがあったのですが、今回読んだのはアガサ・レイジンという女性の私立探偵シリーズでした。

 

アガサという名前、そして私立探偵という設定。また事件が起きる舞台もイギリスの地方の村、とアガサクリスティー好きにはたまらないものでした。アガサのキャラクターは結構好き嫌いがわかれるかなと(特に実際に自分の近くにいたら微妙かも……⁉)思いましたが、それもご愛敬ですかね。

 

事件の真相には意外にも深い過去が関係しており、それもイギリスという国が持つ歴史なのかなと感じました。作品全体を通して、アガサと彼女の助手役のトニさんとのやりとりが面白かったです。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!