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P.J. Tracy “Ice Cold Heart(Monkeewrench #10) ” あらすじ・レビュー【洋書・警察小説】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回はP.J. Tracy “Ice Cold Heart(Monkeewrench #10) ”という作品をご紹介します。


作品概要
著者について

PJ Tracy

Anthony、Barry、Gumshoe、Minnesota Book Awardsを受賞した母娘作家コンビで、P.J.とTraci Lambrechtのペンネームです。

 

本の概要


・ISBN:1643851322
・出版年:2019年
・出版元:Crooked Lane Books 
・ジャンル:警察小説、警察捜査、ミステリ
・ページ数:326ページ(ハードカバー)
・シリーズ:Monkeewrench #10

 

あらすじ

ある寒い冬の夜、ケリー・ラマージュは夫に「友達に会いに行く」と言って郊外の自宅を出て行った。しかし、彼女は二度と戻ってこなかった。

彼女の遺体が発見され、ジーノとマゴッジ刑事はこの事件を担当し、犯人につながる浮気の痕跡を見つけることを期待する。

しかし、ケリーの不吉な恋人は、自分の正体を見事に隠していた。これが彼の最初の犠牲者ではなく、彼女が最後の犠牲者になることはないだろう...…。

 

感想

ややはじめは登場人物を区別して覚えるのが大変でしたが、物語が進むにつれ面白さが増していきました。警察小説らしい、犯人逮捕の臨場感溢れる終盤も良かったです。単なる女性をターゲットにした事件というだけでなく、アカウントののっとりや仮想通貨などもでてきて、かなり現代的でもあると思いました。一方、アートも少し顔を見せるなど、とにかく盛りだくさんな一冊でした。シリーズものということなので、機会があれば他の作品も読んでみたいです。

 

 

5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★☆☆(3/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!