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Peter James(ピーター・ジェイムズ) “You Are Dead” あらすじ・感想

こんにちは!

今回は、Peter James(ピーター・ジェイムズ)さんの“You Are Dead”という作品をご紹介します。

 

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作品概要

著者について

ピーター・ジェイムズ

1949年、イギリスのブライトンに生まれました。作家としてだけでなく、脚本家や映画プロデューサーとしても活躍しています。代表シリーズ、警視グレイスシリーズは世界で200万部のベストセラーとなり、26か国語に翻訳されています。

 

本の概要


・ISBN:978-1447255796
・出版年:2015年
・出版元:Pan
・ジャンル:警察小説、ミステリ、サスペンス、心理スリラー
・ページ数:528ページ(ペーパーバック)
・シリーズ:Roy Grace #11
・英語の難易度、特徴:警察捜査に関する用語が出てきますが、特段難解な表現等はありません
・テーマ、キーワード:イギリス警察、警察小説、警察捜査、誘拐
・おすすめする人:きれいにまとまるサスペンス以外を読みたい方、意外性を楽しみたい方

 

あらすじ

彼女は死の烙印を押された。

ジェイミー・ボールが婚約者のローガン・サマービルとの通話中、彼女から聞いた最後の言葉は、恐怖に満ちたものだった。彼女は、ブライトンにある彼らが住むアパートの地下駐車場に車で入ってきたところだった。彼女は悲鳴を上げ、電話は切れてしまった。警察はすぐに駆けつけたが、ローガンはきれいに駐車された車と携帯電話を残して姿を消していた。

同じ日の午後、市内の別の場所にある公園を掘っていた作業員が、30年前に死んだとみられる20代前半の女性の遺体を発見する。

ロイ・グレースらにとって、この2つの事件はまったく関連性がないように見えた。しかし、ブライトンで別の若い女性が行方不明になり、さらに過去の遺体も浮上する。

一方、ロンドンの著名な精神科医が、ローガンの情報を知っているという男と出会う。そしてロイ・グレースは、その情報が過去と現在の犯罪の鍵を握っているという恐ろしい事実に気づくのだった。ブライトンに80年ぶりに連続殺人犯が現れたのだろうか?

 

感想

11作目となる今作を含め、Roy Graceシリーズの小説は、これまでにもたくさん読んできました。他の作品と同じように、こちらもほとんどの部分が興味深く、手に汗握るとても良い作品でした。グレースチームには、多くのいつもの顔ぶれが登場し、彼らに親近感を持ちました。特に、婚約者のベラを亡くして悲しみに暮れ、忙しく働くノーマンの姿には、同情しました。しかし、内容については、少し残念な部分もありました。犯人が登場してすぐに誰なのか、そして裏で何が起こっているのかわかってしまったからです。欲を言えば、もう少し長く謎を残したままにしておいてもらえたら、とか、別の容疑者を登場させてくれていれば、などと思ってしまいました。

また、グレースの私生活については、やはりサンディへ感情移入してしまいます。もちろん、クレオは美人で彼の仕事にも理解があって、彼らには赤ちゃんもいる。クレオが素晴らしいのはわかりますが、サンディの気持ちを思うと、ロイの最後の行動は少し残念でした。

 

一言キャッチフレーズ

シリアルキラーの、すさまじい執念とは


5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★☆☆(3/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!