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Ruth Ware “The Lying Game” あらすじ・レビュー【洋書ミステリ・心理スリラー】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Ruth Wareさんの “The Lying Game” という作品をご紹介します。


作品概要
著者について

ルース・ウェア
国際的なナンバーワン・ベストセラー作家です。彼女のスリラー作品の多くは、サンデー・タイムズ紙やニューヨーク・タイムズ紙など世界中のベストセラーリストに掲載されています。彼女の本は映画化やテレビドラマ化されています。また、40以上の言語で出版されています。現在は家族と一緒にブライトン近郊に住んでいます。

 

本の概要

・ISBN:1501156004
・出版年:2017年
・出版元:Scout Press
・ジャンル:ミステリ、心理スリラー、サスペンス
・ページ数:ページ

 

あらすじ

6月のある涼しい朝、のどかな海岸沿いの村サルテンで、一人の女性が犬の散歩をしていた。しかし、彼女が止めないうちに犬は水中に飛び込み、棒のようなものを拾い上げようとする。

 

翌朝、ロンドンとその周辺に住む3人の女性、ファティマ、テア、イザベルは、かつて仲の良かった仲間の4人目、ケイトから「あなたたちが必要なの」というメールを受け取る。

 

感想

ルースウェアさんの作品を久しぶりに読みました。相変わらず緻密で完成度が高いなと感じました。彼女の作品を読むたびに、イギリスらしさを感じるのですが、それでも作品は一つ一つしっかりと個性があり、彼女の作風の幅広さに感心します。

 

今回は4人の女性(友達になったのは少女のとき)を中心に物語が展開していきます。出会ったのはボーディングスクール。私は経験がないのでわかりませんが、10代の彼女たちにとっては、守られている場所であり、息苦しい場所でもあったのだろうと。

 

ボーディングスクール時代の「the lying game」は子どものいたずら、というにはやや悪趣味なものが多く、それによって傷ついた人もいる。そして時代を経て、その刃は彼女たちに向かってくる。

 

4人のうちの一人、Kateの父の死が、当時思っていたものとは様相が異なってきそう、というのが一つの軸となります。誰が何を隠そうと(守ろうと)したのか、守るべき対象はその心に何を考えていたのか。

 

テンポよく進んでいきますし、程よい緊張感が続くので、とても読みやすかったです。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★★(5/5)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!