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石持浅海『カードウォッチャー』あらすじ・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、石持浅海さんの『カードウォッチャー』という作品をご紹介します。

 


本の概要

・ISBN: 978-4758412131
・出版年:2013年
・出版元:角川春樹事務所
・ジャンル:ミステリ
・ページ数:246ページ

あらすじ

ある日、遅くまでサービス残業をしていた研究員・下村が起こした小さな事故が呼び水となり、塚原ゴムに臨検が入ることになった。突然決まった立入検査に、研究総務・小野は大慌て。早急に対応準備を進めるが、その際倉庫で研究所職員の死体を発見してしまい・・・。現役サラリーマンが描く、新感覚ロジカルミステリー!

(Amazonより引用)

 

感想

昨今の状況で労働環境や働き方は改善したり、選択肢が広がったりということも起きていると思います。しかし、この作品に出てきたような悪い労働環境というのもまだまだ残っているのだろうなとも想像します。

 

「ずっとこうだから」「○○だとは思わなかった」というのはどこの企業でもあると思いますし、それで何とかやっていけていても、いつかどこかで何かが起きてしまう。

 

労基署の北川さんのキャラクターが鋭くて良かったです。会社側の人は、一人ひとりが「こういう人いるよなあ」と思えるほどリアルでした。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!