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大倉崇裕『福家警部補の追及』あらすじ・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、大倉崇裕さんの『福家警部補の追及』という作品をご紹介します。

 

本の概要

・ISBN:4488470084
・出版年:2020年
・出版元:東京創元社
・ジャンル:ミステリ
・ページ数:342ページ
・シリーズ:福家警部補シリーズ #4

 

あらすじ

未踏峰への夢を息子に託す登山家の狩義之は、後援をやめると言う会社重役を撲殺、登り慣れた山で偽装工作を図る(「未完の頂上(ピーク)」)。動物をこよなく愛する佐々千尋は、悪徳ブリーダーとして名を馳せる血の繋がらない弟をどうしても許せなかった(「幸福の代償」)。――完全犯罪を目論む“善良な"犯人を追い詰める、決めの一手は。「刑事コロンボ」「古畑任三郎」の系譜に連なる倒叙ミステリ、シリーズ初の中編集。(Amazonより引用)

 

感想

すっかりハマってしまった福家警部補シリーズ。彼女のキャラクターも好きだし(すごい個性が強いわけではないけれど、観察力と冷静さが好き)、事件の犯人を追い詰めていく展開も面白いです。

 

中編2つということでしたが、ちょうどいい長さとテンポで、とても読みやすかったです。2つは事件の構成も犯人像も対照的で、しっかり区別して読むことができました。そして、2つめの作品で福家警部補の苦手なものがわかってびっくりしました。彼女、何も苦手なものなんてないと思っていたので……。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!