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東野圭吾『禁断の魔術』あらすじ・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、東野圭吾さんの『禁断の魔術』という作品をご紹介します。

 

本の概要


・ISBN: 4167903776
・出版年:2015年
・出版元:文藝春秋
・ジャンル:ミステリ、警察捜査
・ページ数:294ページ
・シリーズ:ガリレオシリーズ

 

あらすじ

姉を見殺しにされ天涯孤独となった青年。愛弟子の企てに気づいたとき、湯川がとった驚愕の行動とは。
かつて湯川が指導した、高校の物理クラブの後輩・古芝伸吾が帝都大に入学してきた。だが彼は早々に大学を中退してしまい、その影には彼の姉の死が絡んでいたらしい。その頃、フリージャーナリストが殺された。その男は代議士の大賀を執拗に追っており、大賀の番記者が伸吾の死んだ姉であったことが判明した。草薙は伸吾の姉の死に大賀が関与しており、伸吾が大賀への復讐を企んでいると警戒する。湯川はその可能性を否定しつつも、伸吾が製作したある“装置"の存在に気づいていた。「私は君にそんなことをさせたくて科学を教えたんじゃない」――湯川と愛弟子の対決の結果は!?(Amazonより引用)

 

感想

久しぶりに東野圭吾さんの作品を読みました。最新作ではないものの、私が読んだことのある作品のなかでは新しい方でしたが、相変わらず素晴らしいなと思いました。

 

ミステリや謎解きの面白さはもちろん、人間模様や社会への問いかけなど、作品としての深みがありました。ド文系の私にとって物理のことはまったくわかりませんが、それでも「科学を制するものは世界を制する」という言葉が持つ二面性や、科学者としての本当の矜持とは何なのか、才能を持つ者の役割とは何なのかを考えさせられました。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!