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今野敏『継続捜査ゼミ』あらすじ・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、今野敏さんの『継続捜査ゼミ』という作品をご紹介します。

 

 

本の概要

・ISBN: 978-4065131497
・出版年:2018年
・出版元:講談社
・ジャンル:ミステリ、サスペンス
・ページ数:448ページ
・シリーズ:継続捜査ゼミシリーズ1

 

あらすじ

長年の刑事生活の後、警察学校校長を最後に退官した小早川の再就職先は女子大だった。彼が『刑事政策演習ゼミ』、別名『継続捜査ゼミ』で5人の女子大生と挑む課題は公訴時効が廃止された未解決の殺人等重要事案。最初に選んだのは逃走経路すら不明の15年前の老夫婦殺人事件だった。彼らは時間の壁を超え事件の真相に到達できるのか。警察小説至上もっと美しい捜査チーム誕生! 警察小説の名手が贈る新シリーズ第1弾!(講談社HPより引用)

 

感想

隠蔽捜査シリーズなど、今野敏さんの作品は好きでいくつか読んでいますが、これまた面白い作品に出逢えました!

 

大学のゼミという設定も面白かったですし、軸となる事件の他にも大学内の事件を2つ解決していて(それがきちんと学生たちが推理する上での学びになっている)、飽きさせない展開でした。

 

作品の軸となる未解決事件についても、ある程度ミステリ小説や警察小説を読んでいるとなんとなく目星はついてくると思うのですが(関係者も少ないことも相まって、私もピンときました)、それでも細かな点への気づきや、捜査関係者ではないからこその視点があり、このシリーズもいいなと思いました。

 

2作目があるようなので、機会があれば読んでみたいと思います。今野敏さんファンはもちろん、純粋にミステリ・謎解きを楽しみたい方にもおすすめです!

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★★(5/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!