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石持浅海『殺し屋、やってます』あらすじ・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、石持浅海さんの『殺し屋、やってます』という作品をご紹介します。

 


本の概要

・ISBN:978-4-16-390583-9
・出版年:2017年
・出版元:文藝春秋
・ジャンル:エンタメ、ミステリ
・ページ数:240ページ

 

あらすじ

安心・安全のシステムで、殺し屋、やってます。

 

コンサルティング会社を営む男、富澤允。
彼には裏の仕事があった。
650万円の料金で人殺しを請け負う「殺し屋」だ。

 

依頼を受けたら引き受けられるかどうかを3日で判断。
引き受けた場合、原則2週間以内に実行する。
ビジネスライクに「仕事」をこなす富澤だが、
標的が奇妙な行動が、どうにも気になる。

 

なぜこの女性は、深夜に公園で水筒の中身を捨てるのか?
独身のはずの男性は、なぜ紙おむつを買って帰るのか?

任務遂行に支障はないが、その謎を放ってはおけない。
殺し屋が解く日常の謎シリーズ、開幕です。

文藝春秋HPより引用)

 

感想

出版社のホームページのジャンルに「エンタメ、ミステリ」とあったのですが、まさにその通りだなと感じました。短編集で、会話も多くトントンと進む展開なので、とても読みやすかったです。

 

対象者にも、依頼者にも、依頼自体にも、色々な事情があり、白黒はっきりつけられないことも多いのだと感じました。そして、主人公・富澤が依頼を断ったときの理由もなるほどなと納得できるものだったり。

 

初めて作品を読んだ作家さんでしたが、読みやすくていいなと思いました。

 

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!