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宮部みゆき『東京下町殺人暮色』あらすじ・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、宮部みゆきさんの『東京下町殺人暮色』という作品をご紹介します。

 

 

本の概要

・ISBN:978-4334719449
・出版年:1994年
・出版元:光文社
・ジャンル:ミステリ
・ページ数:303ページ

あらすじ

13歳の八木沢順が、刑事である父の道雄と生活を始めたのは、ウォーターフロントとして注目を集めている、隅田川と荒川にはさまれた東京の下町だった。そのころ町内では、“ある家で人殺しがあった”という噂で持ち切りだった。はたして荒川でバラバラ死体の一部が発見されて…。現代社会の奇怪な深淵をさわやかな筆致で抉る、宮部作品の傑作、ついに文庫化。

紀伊国屋書店HPより引用)

 

感想

とても読みやすかったです!刑事である父とその息子。子どもなのでもちろん正式な協力関係、というわけではないけれど、この二人が自分の立場から捜査を進めていく様子が面白くて、微笑ましくもありました。

 

お父さんや彼の周囲の刑事たちももちろん良いのですが、やっぱり息子が魅力的だなあと。そしてお手伝いさんのハナさん。子ども同士の会話も妙な子どもっぽさや大人っぽさがなく、とても自然に感じました。

 

事件自体も、終盤やや駆け足で説明されてしまっているかなと感じましたが、そこまで複雑ではなかったので納得できました。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!