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ジル・マゴーン『踊り子の死』あらすじ・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、ジル・マゴーン『踊り子の死』という作品をご紹介します。

 

本の概要


・ISBN:4488112056
・出版年:2002年
・出版元:東京創元社
・ジャンル:ミステリ、警察捜査
・ページ数:469ページ
・シリーズ:ロイド&ジュディシリーズ#3

 

※海外文学で作者はイギリスの方ですが、日本語翻訳版を読んでいるため、ブログの大カテゴリは「和書」としています。

 

あらすじ

寄宿学校での舞踏会の夜、副校長の妻が殺された。暴行された形跡があったと聞いた教師たちは、一様に驚きを見せた。男と見れば誰彼構わぬ彼女の色情狂ぶりは、学校の悩みの種だったのだ。では、レイプ目的の犯行ではありえないのか? ならば、動機は?すべてが見せかけにすぎないとしたら、その夜、本当は何が起きたのか?

 

感想

ジル・マゴーンさんの作品を読むのは、『騙し絵の檻(私のレビューはこちら)』に続いて2作目となります。こちらはロイド&ジュディシリーズの3つめということで、シリーズの他の作品も読んでみたいなと思いました。

 

事件もそうなのですが、この警察の2人が親しみやすくて良かったです。2人のプライベートなところも描かれますが、多すぎず少なすぎず、ちょうど良かったと思います。

 

事件自体やプロットは本格派だと思いました。舞台がイギリスの全寮制パブリックスクールというだけで心躍るし、そこでの人間関係や、過去、そしてそのとき何が起きたのかを刑事たちと一緒に解決していくのが楽しかったです。

 

5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!