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大塚ひかり『面白いほどよくわかる 源氏物語』概要・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、大塚ひかり『面白いほどよくわかる 源氏物語』という作品をご紹介します。



本の概要


・ISBN:4537250615
・出版年:2001年
・出版元:日本文芸社
・ジャンル:古典解説、日本文学、評論
・ページ数:267ページ

 

概要

日本を代表する古典「源氏物語」を見開き単位でコンパクトに解説し、各頁には図表やイラストを掲載。光源氏が様々な女性との間で繰り広げた愛と性のドラマや、紫式部が「源氏物語」に込めた謎を分析する。(Amazonより引用)

 

感想

源氏物語をまったく読んだことがない方や、前提知識がない方には向かないかもしれません。ある程度物語の内容を知っているとより楽しめると思います。

 

時代、と言われれば確かにそうなのですが、男性陣の身勝手さと、現代とはかけ離れたあらゆるルールや習慣には毎回驚かされます。確かに華やかな宮廷は憧れるけれど、そこに自分がいたいかと聞かれれば、うんとは言えません。

 

ただ、源氏物語はそんな「かわいそうな」女性ばかりでなく、朧月夜、明石の君、源典侍、花散里、六条御息所など(私の好きな登場人物ベスト5です)、自分の特徴を活かしてしぶとくしなやかに生きた人もちゃんと描かれている。そこが1000年以上前の物語に私が惹かれてやまない理由なのです。

 

5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★☆☆(3/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!