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堂場瞬一『内通者』あらすじ・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、堂場瞬一さんの『内通者』という作品をご紹介します。

 

本の概要

・ISBN: 978-4022511447
・出版年:2014年
・出版元: 朝日新聞出版
・ジャンル:ミステリ、警察小説
・ページ数:397ページ

 

あらすじ

妻を突然の病で亡くした千葉県警捜査二課の結城は、
千葉県土木局と房総建設会社の汚職事件を追う。
捜査の発端になったのは、房総建設社員・椎名からの内部告発であり、
彼の情報により、捜査二課は、金銭授受と思われる現場の撮影に成功する。
しかし、ある日、椎名が結城から暴行を受けたと訴え、そのまま行方をくらました。


当面、結城は捜査から外されることになったが、
その間、東京で暮らす一人娘の若葉から連絡があり、ストーカー被害について相談される。
それから間をおかず、彼女は何者かに拉致されてしまい……。
親子の関係が、事件の真相に深く繋がっていく警察小説。

(Amazonより引用)

 

感想

堂場さんの作品は好きで、これまでにもいくつか読んできました。相変わらずとても読みやすい文章と物語展開で、一気読みしてしまいました。特に中盤からは事件が大きくうねりを見せながら動いていき、「どうなるんだろう?」と気になりました。

 

どうしても捜査一課が花形に見えてしまいますが、二課の重要性が伝わってきましたし、いかに慎重に行動しなければならないのか、そしてタイミングの見極めなどが難しいのだなと部外者ながら感じました。

 

結城さんの家族も物語のカギとなっていて、父親として揺れ動く姿が印象的でした。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!