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【文学オタクが選ぶ!】夏に読みたいおすすめの海外文学作品5作

こんにちは!

海外文学はもちろんいつ読んでも楽しいのですが、なかには季節の到来とともに読みたくなる作品があります。
そこで今回は、海外文学オタクの私が選ぶ、「夏」に読みたい、おすすめの海外文学作品を5作ご紹介します!

 

 

 

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1.悲しみよこんにちは(フランソワーズ・サガン)

あらすじ(BOOKデータベースより引用)


セシルはもうすぐ18歳。プレイボーイ肌の父レイモン、その恋人エルザと、南仏の海辺の別荘でヴァカンスを過ごすことになる。そこで大学生のシリルとの恋も芽生えるが、父のもうひとりのガールフレンドであるアンヌが合流。父が彼女との再婚に走りはじめたことを察知したセシルは、葛藤の末にある計画を思い立つ……。

 

おすすめポイント:

私はフランス語はよくわからないのですが、邦題タイトルがとても素敵ですよね。娘と父親の関係って本当に難しくておもしろいと思っているのですが、この作品では、その妙が味わえます。親子のあいだには、どれだけ愛しても、他人にはつけ入る隙を与えない、なにかがあるのだと信じています。それがよいにつけ悪いにつけ。

 

2.ムーンパレス(ポール・オースター)

あらすじ(BOOKデータベースより引用)

人類がはじめて月を歩いた夏だった。父を知らず、母とも死別した僕は、唯一の血縁だった伯父を失う。彼は僕と世界を結ぶ絆だった。僕は絶望のあまり、人生を放棄しはじめた。やがて生活費も尽き、餓死寸前のところを友人に救われた。体力が回復すると、僕は奇妙な仕事を見つけた。その依頼を遂行するうちに、偶然にも僕は自らの家系の謎にたどりついた……。

 

おすすめポイント:

知りたかった人生や家族のこと、それを知ることは本当に幸せなことなのだろうか?得られるものは、本当に望んでいた答えなのだろうか?テーマは重いですが、軽やかでセンスの良い文体で読み手を疲れさせません。

 

3.グレートギャツビー(スコット・​フィッツジェラルド)

あらすじ「BOOK」データベースより


絢爛豪華な邸宅に贅沢な車を持ち、夜ごと盛大なパーティを開く男、ギャッツビーがここまで富を築き上げてきたのは、すべて、かつての恋人を取り戻すためだった。だが、異常なまでのその一途な愛は、やがて悲劇を招く。過去は取り返せる―そう信じて夢に砕けた男の物語。

 

おすすめポイント:

レオ様が主演した映画でも有名なこちら。パーティーの華やかさと、後半のジェットコースターのような展開は、エネルギーのある夏にこそ読みたい作品です。

 

4.青い麦(シドニー=ガブリエル・コレット)

内容(BOOKデータベースより引用)

コレットは14歳年上から16歳年下までの相手と、生涯に三度結婚した。ミュージック・ホールの踊り子時代には同性愛も経験した。恋愛の機微を知り尽くした作家コレットが、残酷なまでに切ない恋心を鮮烈に描く。

 

おすすめポイント:

青、というものがここまで美しいのか、と思わせてくれる素晴らしい作品。そんな青が一番映える、暑い季節に読みたい。少女だって、年上の女性だって、そして少年だって、心の中は誰にも読めないのだと教えてくれる一冊です。

 

5.ボヴァリー夫人(ギュスターヴ フローベール)

あらすじ(BOOKデータベースより引用)


娘時代に恋愛小説を読み耽った美しいエンマは、田舎医者シャルルとの退屈な新婚生活に倦んでいた。やがてエンマは夫の目を盗んで、色男のロドルフや青年書記レオンとの情事にのめりこみ莫大な借金を残して服毒自殺を遂げる。そして――。

 

おすすめポイント:

不倫小説、と一言で片づけられない切なさがあります。私はもちろん不倫はよくないことだと思っていますが、それに至るまでの事情は本当にそれぞれで、当事者にしかわからないことがたくさんあるのだろうなあと思います。

 

以上です!いかがでしたか?

暑い夏、ぜひこの記事でご紹介した海外文学作品を手に、乗り切っていきましょう!