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シーナ・アイエンガー『選択の科学』概要・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、シーナ・アイエンガー『選択の科学』という作品をご紹介します。



本の概要


・ISBN:9784163733500
・出版年:2010年
・出版元:文藝春秋
・ジャンル:社会科学
・ページ数:384ページ

概要

社長は平社員よりもなぜ長生きなのか。その秘密は自己裁量権にあった。選択は生物の本能。が、必ずしも賢明な選択をしないのはなぜ?(Amazonより引用)

 

感想

学術書ではありながら、日常生活でも私たちがいつも「選択」を向いあっているということを具体的な例を挙げながら説明しているので、とても分かりやすかったです。

 

著者自身の経験があるからこそ、「選択」を研究し語るのに説得力がありました。

 

選択できる力がある者は確かにストレスが少ない。しかし、選択肢が多すぎると人は迷ってしまう。さらに、究極の選択を自分が行わなければならないとき、人は精神的に圧迫されてしまう。「選択」がいかに複雑で、その状況によって様相を変えるのかということがよく分かりました。おすすめです。

 

5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!