ゆずの本棚

書評・おすすめ本紹介とイギリス生活について発信しています!

Lisa Jewell(リサ・ジュエル)"The Family Upstairs" あらすじ・感想

こんにちは!

今回は、Lisa Jewell(リサ・ジュエル)さんの"The Family Upstairs"という作品をご紹介します。

 

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作品概要
著者について

リサ・ジュエル:

1968年イギリス・ロンドンに生まれました。人気のフィクション作家としての地位を築いています。学校でアートやファッションなどを学んだあと、数年間はファッション業界で働いていました。彼女の小説家としてのデビューにまつわる話はおもしろく、リサは友人からお気に入りのレストランでのディナーと引き換えに3章の小説を書くという課題を受けたそうです。その3つの章が最終的に彼女のデビュー作「Ralph's Party」に発展し、1999年にイギリスでベストセラーとなったそうです。ほかの作家とは一味違ったデビューの道を歩まれたのですね。2008年には、小説『31 Dream Street』でメリッサ・ネイサン賞コメディ・ロマンス賞を受賞しています。現在は夫と二人の娘といっしょにロンドンにお住まいです。

 

本の概要


・ISBN:9781501190100
・出版年:2019年
・出版元:Atria Books
・ジャンル:心理スリラー、一般フィクション
・ページ数:340ページ(ハードカバー)

・舞台:イギリス・ロンドン
・英語の難易度、特徴:植物の名前(学術名)が少しでてきますが、それ以外は特段難解な表現は少なめです。
・テーマ、キーワード:家族、上流階級の没落、コミュニティ
・おすすめする人:イヤミスを読みたい方

 

あらすじ

25歳の誕生日を迎えて間もなく、リビー・ジョーンズは仕事から帰宅すると、ずっと待っていた手紙を見つける。彼女はある思いで手紙を破って開いた。自分が何者なのか、ようやくわかるようになったのだ。

彼女はすぐに彼女の生まれた両親の正体を知るだけでなく、ロンドンのファッショナブルなチェルシー地区にあるテムズ川のほとりにある数百万ドルの価値がある大邸宅の唯一の相続人であることも知ることになる。リビーの人生のすべてが変わろうとしている。しかし、彼女が知ることができないのは、この日を待ち望んでいた人たちが他にもいるということだ。

 

感想

リサ・ジュエルさんの作品は、これまでにも何冊か読んできました。読むたびに毎回思うのですが、本当に彼女は一つ一つの作品で違った顔、違った世界を見せてくれるなぁと。

 

この作品も彼女らしいと言うか、イヤミスの世界が広がっているのですが、また他の作品とは違った、少しねじれてしまった家族、そしてその家族と一緒に暮らして、さらに家族や家全体を壊していったとある人物と言うものが描かれています。本当に圧倒されてしまいました。


まず、あらすじを読んだときには、遺産相続の話なのかな、またはそれによる兄弟のいざこざの話なのかなぁと考えていました。しかし、読み終わったときには全くそれと違った結末が待っていて、本当にびっくりしました。

 

これが自分の生活に近いかと言われると、全くそんなことはなくて、フィクションの、お話の世界というのはわかってるのですが、それでも心にグサっとくるのはやはりそれだけ描写がリアルで強烈なものがあるからだと思いました。最後の最後の展開はやや意外性も感じました。その途中までのかなりダークな状況で最後どうなるんだろうなぁと思いましたが、最後はまぁある意味救いが残っていたので、それはよかったなぁと思いました。

 

キャラクターについては、本当に救いようがない人もたくさんいましたが、現代の視点で語られる部分に登場するリビーの同僚であるDidoですとか、ジャーナリストのミラーが物語の救いになっている部分もあって、彼らの存在は読者にとっても救いになると思いました。ご興味のある方、ぜひ手に取ってみてくださいね。

 

 

一言キャッチフレーズ

彼は、静かに家を蝕んでいった


5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

Peter James(ピーター・ジェイムズ) “Dead Man’s Time" あらすじ・感想

こんにちは!

今回は、Peter James(ピーター・ジェイムズ)さんの “Dead Man’s Time" という作品をご紹介します。

 

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作品概要
著者について

ピーター・ジェイムズ

1949年、イギリスのブライトンに生まれました。作家としてだけでなく、脚本家や映画プロデューサーとしても活躍しています。代表シリーズ、警視グレイスシリーズは世界で200万部のベストセラーとなり、26か国語に翻訳されています。

 

本の概要

・ISBN:978-1509898893
・出版年:2013年
・出版元:Pan Books Ltd
・ジャンル:警察小説、スリラー、国際サスペンス
・ページ数:517ページ(ペーパーバック)
・シリーズ:Roy Grace #9
・対象読者年齢 : 18歳歳以上
・英語の難易度、特徴:シリーズ他作品と同様、地の文が多め。この作品で扱うのは荒い世界なので、スラングやフランクな表現も出てきます。
・テーマ、キーワード:イギリス警察、ブライトン、ニューヨーク、歴史、親子、アイリッシュ
・おすすめする人:イギリスとアメリカで展開されるスリリングな小説を読みたい方

 

あらすじ

世界的ベストセラー作家ピーター・ジェームズの最新作『デッドマンズ・タイム』では、ロイ・グレイスが最も危険な敵に立ち向かうことになる。それは、心に怒りを抱き、失うものが何もない男だ。

 

1922年、ニューヨーク。5歳のGavin Dalyと7歳の妹Aileenは、ダブリン行きのSS Mauretania号に乗り込んでいた。母親は銃殺され、父親が誘拐された直後だった。その紙には4人の名前と11個の数字が書かれており、これは彼の人生を脅かす暗号のようなメッセージだった。船が出航するとき、Gavinはマンハッタンが夕暮れに消えていくのを見て、いつの日か必ず戻ってきて父を見つけると約束する。


2012年、ブライトン。ロイ・グレースは、ブライトンで起きた強盗事件を捜査していた。老婦人が殺害され、希少なヴィンテージ時計を含む1,000万ポンドの骨董品が盗まれていた。驚いたことに、彼女の家族は、彼らにとって骨董品は重要ではなく、ただひとつ、時計を返してほしいと言っていた。捜査を進めていくうちに、彼は新旧の憎しみの巣を蹴破ってしまったことに気づく。その中心にいるのは、死んだ女性の95歳の兄、ギャビン・デイリーという一人の男だ。彼には解決しなければならない問題と守らなければならない約束があり、その両方がブライトンの骨董品業界、スペインのマルベージャの犯罪組織、そしてニューヨークを結ぶ殺人の痕跡につながっていた。

 

新たな殺人を阻止するために時間との戦いを強いられているロイ・グレースは、これまでで最も危険な敵に出会う。

 

感想


ピータージェイムズさんの作品はこれまでにも読んできましたが、今作はまた彼の引き出しの多さ、広さを知ることになりました。いつも以上に荒っぽい世界がテーマとなるため、好きな人にはささるだろうなあと感じました。

 

イギリスとアメリカ、そしてアイルランド系の方というルーツがどのように物語のなかで絡み合ってくるのか。そして、Gavinにとっても長年謎が解けなかった数字が意味するものを、読者も一緒に考えることになり、それが楽しみのひとつとなりました。

 

最後は感動的、というか壮大な物語にある意味終止符が打たれる形となり、それに至るまでのGavinの執念ともいえるものには、すごみを感じました。

 

タイトルも物語にぴったりです。イギリスとアメリカ、そして過去と現在という、ダイナミックなふたつの軸を中心にした緊張感あふれるサスペンスを読みたい方におすすめです。

 

一言キャッチフレーズ

時を超えた時計は、誰の手に……


5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★*☆(3.5/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

洋書でハリーポッターを全巻読むコツ~中学生・高校生・大学生の英語の勉強など難易度別にご紹介~

 

こんにちは!

 

今回は、ファンも多いハリーポッターシリーズについて、洋書(原作)で全巻読み切るコツをご紹介します。それらのコツは中学生・高校生・大学生等の英語の勉強などにも役立てるように、難易度別にご紹介します。

 

 

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1.中学生が読むコツ

初めからこんなことを言ってはなんですが、一般的な中学レベルの英語力では、ハリーポッターの原作を読むのは難しいです。しかし、だからと言って100%無理だというわけではありません。

例えば映画を先に見て、ストーリーの全体像を理解してから読む、というのがおすすめです。そして、映画の大ファンであれば、他の小説などに手を出すよりも、ハリーポッターの原作にチャレンジしてみるのもよいと思います。好きこそものの上手なれ、ということわざがあるとおり、好きなものや情熱を持っているものは、吸収が速いからです。

そして、どれだけ時間がかかっても気にしない、のんびり読もう、というスタンスでいるのも大切です。ハリーポッターは、大人でも読み切るのが大変な作品ですので、「そんな大変な本を読んでいる自分ってすごい!」くらいの気持ちで、自信を持ってゆっくり読んでいきましょう!

 

2.高校生が読むコツ

基本的には中学生のものと同じですが、ハリーポッターの原作を読むためには、基本的な英文法を理解していることに加えて、膨大な語彙力が必要になります。そのため、日々の勉強のなかで、とにかく多くの語彙に触れておくことをおすすめします。

 

3.大学生が読むコツ

映画を見る、語彙を増やす、などに加えて、大学生におすすめなのがオーディオブックで聞いてみる、ということです。もちろん人によりますが、大学生で少し時間に余裕ができた、という人は、文字だけでなく耳からも勉強してみるとよいかもしれません。さらに、Youtubeでは、世界中のハリーポッターファンがハリーポッターについて熱く語っている動画がありますので、それらを見て、自分のなかのハリポタ熱をあげていくのも、モチベーションアップにつながると思います。

 

4.ポイントはいかに続けられるか

ハリーポッターの原作は全部で7巻あり、読み切るのに相当の時間がかかります。そこで、いかに読み続けられるかがポイントになりますので、上記でご紹介したようなYoutube動画を見たり、ハリポタ好きの友人と話してみたりして、できるだけ自分のモチベーションを高く保っておくことが大切だと思います。

 

5.全巻読み切ることで得られる力

ハリーポッターシリーズを全巻読み切ることで得られる力は、豊富な語彙力です。もちろん文法や会話表現も学べますが、一番はボキャブラリーだと思います。さらに、イギリスの歴史や文化、雰囲気などを物語をとおして知ることもできます。

 

そして、「全巻読んだ!」という達成感も非常に大切なものです。成功体験により、自信がつくと思いますし、「ハリーポッターシリーズを読めたのだから、他の本も読んでみよう!」と思えるのではないでしょうか。

 

 

6.さあ、今日からハリーポッターの原作を読みはじめよう!

最後に、様々な方法でハリーポッターシリーズの原作を楽しめる方法をご紹介します!

Kindle Unlimited

まず、分厚い7巻の本を置くスペースがない、または重い本だと持ち歩けない、という方におすすめなのがkindleで読む方法です。Kindle Unlimitedに登録することで、その他多くの作品も読むことができます。

 

 

Audible

読むのではなく、原作を耳で聞いて楽しみたい、という方におすすめなのがAudible(オーディブル)です。リスニング力を重点的に強化したい、移動中や寝る前も楽しむことができます。

 

最後に、「やっぱり実際の本で読みたい」「自宅にハリーポッターシリーズを全巻揃えたい」という方におすすめなのが本です。手元に本があることで、勉強もしやすいですし、おすすめの方法です。 私も持っていますが、読み終った作品が本棚にある姿を見ると、誇らしい気持ちになります。

 

以上です。少しでもこの記事が、みなさんがハリーポッターを全巻読みたい!と思ってもらえるようなものであれば嬉しいです。また、このブログでは、おすすめ洋書や書評をご紹介しています。ぜひ、他の記事も読んでみてくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

Ruth Ware (ルース・ウェア)“The Turn of the Key" あらすじ・感想

こんにちは!

今回は、Ruth Ware (ルース・ウェア)さんの“The Turn of the Key" という作品をご紹介します。

 

 

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作品概要
著者について

ルース・ウェア

国際的なナンバーワン・ベストセラー作家です。彼女のスリラー作品の多くは、サンデー・タイムズ紙やニューヨーク・タイムズ紙など世界中のベストセラーリストに掲載されています。彼女の本は映画化やテレビドラマ化されています。また、40以上の言語で出版されています。現在は家族と一緒にブライトン近郊に住んでいます。

 

本の概要


・ISBN:9781501188770
・出版年:2019年
・出版元:Scout Press
・ジャンル:サイコロジカルスリラー、ミステリ、サスペンス
・ページ数:337ページ(ペーパーバック)
・英語の難易度、特徴:主人公の一人称(手紙を含む)で語られます。地の文が多めで、やや難しい表現も出てきます。
・テーマ、キーワード:スコットランド、ハイランド地方、家族、出生、スマートホーム、オーペア、ベビーシッター
・おすすめする人:ゴシックホラー的な要素がお好きな方

 

あらすじ

偶然見つけたこの広告は、彼女が探していたものとはまったく別のものだった。しかし、住み込みのナニーのポストで、しかも驚くほど高額な給料という、見逃すにはあまりにも良い機会だと思った。ローワン・ケインは、スコットランドのハイランド地方にあるヘザーブレー・ハウスに到着すると、現代的な設備が整った豪華な「スマート」ホーム、そしてそこに住む絵に描いたような完璧な家族に魅了される。

しかし彼女は、自分が悪夢の中に足を踏み入れていることを知らなかった。その悪夢とは、子どもが死に、自分が殺人容疑で裁判を待つために刑務所に収監されるというものだった。

獄中から弁護士に宛てた手紙で、彼女は自分が投獄されるに至った経緯を必死に説明する。家の周りに設置されたカメラから常に監視されていただけではない。技術の誤作動で、家の中を大音量の音楽が満たしたり、最悪のタイミングで電気を消したりしていただけではない。面接で会った完璧なモデル・チルドレンとはかけ離れた女の子たちだけではなかったのだ。謎めいたハンディマン、ジャック・グラント以外の大人がいない状態で、何週間も一人で放置されたことでもない。すべてだったのだ。

 

彼女は自分が過ちを犯したことを知っています。ポストを得るために嘘をついたことも、子どもたちへの接し方が必ずしも理想的ではなかったことも認めています。彼女は決して無実ではない。しかし、彼女は少なくとも殺人ではないと主張しています。つまり、誰か他の人がいるということだ。

ルース・ウェアが得意とするサスペンスフルなスタイルで描かれる、呪術的な脅威に満ちた『The Turn of the Key』は、現代のアガサ・クリスティが贈る、文句なしのスリラーだ。

 

感想

私がルース・ウェアさんの作品を読むのはこれが3作品目ですが、またこれまで読んだ本とは一味違った雰囲気を持っていました。

 

館物、という意味では"The death of Mrs Westaway"と似ていますが、中身はこちらの作品にはゴシックホラーのような要素があり、そこもひとつの魅力だと感じました。

 

内容について、失礼ではありますが、前半はちょっと退屈だなあと感じることもありました。物語の展開がやや遅く、多くの「不気味」な要素(基本的には夜に物音がするなど)が、あまり具体的なアクションを伴わずに繰り返されることがありました。

 

一方、さまざまな伏線やミスリードが予想外の展開をもたらしてくれるのが好きでした(途中で物語の大きなヒントを得ましたが、最後の最後に残されていたいくつかのひねりも好きでした)。

 

 

一言キャッチフレーズ

裏切りの家、裏切りの家族


5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★*☆(3.5/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

Ruth Ware(ルース・ウェア) "Snowflakes" あらすじ・感想

こんにちは!

今回は、Ruth Ware(ルース・ウェア)さんの "Snowflakes"という作品をご紹介します。

 

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作品概要
著者について

ルース・ウェア

国際的なナンバーワン・ベストセラー作家です。彼女のスリラー作品の多くは、サンデー・タイムズ紙やニューヨーク・タイムズ紙など世界中のベストセラーリストに掲載されています。彼女の本は映画化やテレビドラマ化されています。また、40以上の言語で出版されています。現在は家族と一緒にブライトン近郊に住んでいます。

 

本の概要


・ASIN : B08BWVWD3L
・出版年:2020年
・出版元:Amazon Original Stories
・ジャンル:一般フィクション
・ページ数:26ページ(kindle版)
・コレクション:『Hush』の一部
・英語の難易度、特徴:英単語や表現はそれほど難解ではないが、序盤に状況の説明がなく物語が始まるため、理解にやや時間がかかるかもしれません
・テーマ、キーワード:家族、警察、父の思惑・猜疑心
・おすすめする人:びっくりするような最後を持つ小説を読みたい方

 

あらすじ

ニューヨーク・タイムズ紙でベストセラーとなった「The Woman in Cabin 10」の著者が、真実と幻想の間の障壁が強くなるにつれ、ある家族の信頼が崩れていく様子を描いた衝撃的な短編小説。

リアは、家族と一緒に離島で孤立して成長期を過ごしてきた。しかし、荒廃した本土から遠く離れた彼らの静かな生活には少しずつ亀裂が生じていた。脅威の到来を感じた父は、壁の建設を手伝うよう家族に要求する。石の壁が高くなるにつれ、父の猜疑心はさらに強まっていく。リアは、一家に残された暴力の跡が今、また彼らの聖域にまで及んでいるのではないかという恐怖に駆られる。

ルース・ウェアの『Snowflakes』は、政治的なミステリーから心理的なスリルまで、騙し合いが生死に関わる6つの物語からなるコレクション『Hush』の一部です。それぞれの作品は、読んでも聞いても、本当にゾッとするような内容です。

 

感想

kindleで26ページと、短編小説でしたが、その短さのなかに強烈な世界が展開されていました。逆に、これが長編小説だったらあまりうまくいかないのかも、と。筆者の社会に対する鋭い視線が垣間見える作品でした。

 

この作品は、とある一つの家族が出てきます。一家、特に子どもたちの心に大きな傷を負わせるような過去の暴力から、孤島にたどり着き、父は壁を作り始める。恐ろしいほどの執拗さで父が建てようとした壁とは、何なのか。そして、”敵”がついに彼らの家を見つけ、襲いかかろうとする。

 

ネタバレになるのでその後については書けませんが、うまいなあと感じました。どこかしらにこの”父”になにかパズルのピースが合わないようなもどかしさ、違和感を感じていましたが、そのような理由だったとは。色々なテーマに当てはめることができるのだろうな、と感じました。

 

 

 

一言キャッチフレーズ

壁の正体がわかるとき、父の正体も明らかになる


5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★*☆(3.5/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

Lisa Jewell(リサ・ジュエル) “Invisible Girl” あらすじ・感想

こんにちは!

今回は、Lisa Jewell(リサ・ジュエル)さんの “Invisible Girl”という作品をご紹介します。

 

 

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作品概要
著者について

リサ・ジュエル:

1968年イギリス・ロンドンに生まれました。人気のフィクション作家としての地位を築いています。学校でアートやファッションなどを学んだあと、数年間はファッション業界で働いていました。彼女の小説家としてのデビューにまつわる話はおもしろく、リサは友人からお気に入りのレストランでのディナーと引き換えに3章の小説を書くという課題を受けたそうです。その3つの章が最終的に彼女のデビュー作「Ralph's Party」に発展し、1999年にイギリスでベストセラーとなったそうです。ほかの作家とは一味違ったデビューの道を歩まれたのですね。2008年には、小説『31 Dream Street』でメリッサ・ネイサン賞コメディ・ロマンス賞を受賞しています。現在は夫と二人の娘といっしょにロンドンにお住まいです。

 

本の概要


・ASIN : B084C235SJ
・出版年:2020年
・出版元:Cornerstone Digital(kindle版)
・ジャンル:サイコロジカルスリラー、サスペンス
・ページ数:407ページ(kindle版)
・英語の難易度、特徴:会話文が多めです。それほど難解な単語や表現はありません。
・テーマ、キーワード:ロンドン、思春期、家族、冤罪、警察捜査、孤独
・おすすめする人:謎めいた事件をあつかった小説を読みたい方、社会問題に興味がある方

 

あらすじ

真夜中。猫が徘徊し、狐が悲鳴を上げる町の暗闇で、一人の少女がなにかを見ている……。

サフィア・マドックスが10歳の時、恐ろしいことが彼女の身に起こり、それ以来、彼女はその痛みを抱え生きている。自分を癒してくれると思っていたセラピストの男はそうではなかった。そして今、彼女は隠れて彼を観察し、彼の秘密を知り、影の中で身を潜めている。

Owen Pickもまた、見えない存在とされている。彼はいままでガールフレンドがいたことがなく、友達さえもいなかった。誰も彼を見ていない。誰も彼を気にかけない。

しかし、バレンタインデーにSaffyreが彼の家の反対側で行方不明になると、突然、みんながOwenに注目し、彼を非難する。Saffyreの失踪の責任は彼にあると...…。

 

感想

これまでにも、リサ・ジュエルさんの作品はいくつか読んできましたが、この作品も含め、毎回思うのは、テーマの幅広さです。もちろん、一人の作家ですから、作風やテーマが似てしまうのはあると思うのですが、彼女は本当に毎回色々なちがった世界を読者に見せてくれるなあと感じています。

 

今回は、彼女の作品の中でも特に社会問題を正面から取り扱ったものだと感じました。舞台は現代のロンドン。様々なバックグラウンドを持つ人々が暮らしていますが、人口の多さは、必ずしも人々のあたたかな繋がりを生むというわけでもなく、あらゆる形の孤独を生むことがあるのだ、というのを強く感じました。サフィア、オーウェン、二人とも。

 

この本は、人々がほかの誰かのことをどれだけ知っているだろうか?ということをこちらに投げかけていると感じました。悪そうに見える人が本当に悪いのか?いい人、完璧に見える人は、裏に何も秘密を持っていないのか?ということも。

 

この本は、とても良いペースで進み、とても読みやすく面白い本でした。物語は複数の視点から語られており、それがそれぞれの登場人物の心にすっと入り込むのに役立ち、また本の緊張感を維持するのにも役立っていると感じました。人には見た目以上のものがあり、本当のモンスターは見えないところに潜んでいることが多いということを読者に思い出させてくれる本だと思いました。

 

 

一言キャッチフレーズ

あなたから彼女は見えない、けれど、彼女はあなたを見ている


5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

無料版はてなブログでGoogleアドセンスに合格する方法【二度落ちた際に改善したこと】

こんにちは!

 

みなさんは、ブログを運営していて少しでも収益が出でたらいいな、と思ったことはありませんか?

 

私も同じ思いで、色々と調べてみると、アフィリエイトとGoogleアドセンスが初心者にも始めやすいということがわかりました。

 

そして、今回、この【無料版はてなブログ】にて、三度目の申請でGoogleアドセンスに合格することができました!二度の否認で改善したことも具体的にお伝えしますので、少しでもこの記事がお役に立てましたら幸いです。

 

なお、物販アフィリエイトのひとつ、「もしもアフィリエイト」に合格した際のことは以下の記事に書いていますので、ご興味のある方はぜひお読みください^^

ybook.hatenablog.com

 

 

 

 

 

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1.Googleアドセンスとは?

AdSense の仕組み
Google AdSense は、オンライン コンテンツから収益を得ることができるサイト運営者様向けのサービスです。コンテンツや訪問者に基づいて、関連する広告がサイトに表示されます。広告は、商品やサービスを宣伝する広告主によって作成され、費用が支払われます。広告の種類によって広告主が支払う金額が異なりますので、広告から得られる収益も異なります。

(GoogleAdSenseヘルプページより引用)

 

2.Googleアドセンス申請から合格までの時系列

私がGoogleアドセンスを申請してから合格するまでの時系列は以下のとおりです(すべて2021年)。

・3/1  アドセンス一度目申請
・3/2  否認のメール受信→同日二度目申請

・3/21 否認のメール受信→同日三度目申請

・3/29 承認のメール受信!

 

一度目の申請から約1ヶ月で合格しました。

なお、ブログ自体は2021年1月中旬に開設し、一度目申請の際には60記事ほどありました。

 

3.一度目の否認で改善したこと

みなさんの経験談などを見ていると、落ちてしまうことはよくあるようだったのですが、それでも実際に否認のメールが来ると落ち込みました。できることは色々と準備したうえで臨んだつもりでしたが、ひとつ見落としていることがあり、それを改善しました。

 

それは、アドセンスコードをあらゆる場所に設置する、ということです。もちろんhead要素のところには入れていたのですが、ヘッダー、フッター、サイドバー等、コードを設置できるところはすべて入れてみました。

 

4.二度目の否認で改善したこと

二度目に申請してから19日もgoogleからメールが来なかったため、本当にだめだったかなあと思っていました。そして、待ちに待ったメールが来た、と思ったら、また否認でした。コードの設置で合格した、という方を多く見ていたので、これ以上なにができるんだろう?と途方にくれたのを覚えています。

 

そして、とある方が書かれていたのが、収益関係の記事を非公開にする、というものでした。私はもしもアフィリエイトに合格した際の記事を公開していましたので、それを非公開にしてみました。

 

5.おわりに

調べてみると、10回近く申請している、という方もいらっしゃるようで、三度目の申請で合格できたのは本当にラッキーだったと思っています。他の方のブログを読んでいても、「これをすれば絶対に大丈夫」という完全な正解はないのだと思いました。

 

私も収益関係の記事を非公開にして、それ以外は何も変えずに申請したら合格しましたが、それが理由だったのかはよくわかりません。

 

否認は落ち込みますが、わたしでも合格できましたので、みなさまもきっと大丈夫です!ブロガーのみなさま、これからも一緒にがんばりましょう!よろしくお願いいたします!