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【2024年・イギリス】NHSの子宮頸がん検診(無料)を受けました

こんにちは!イギリス在住ブロガーの雲川ゆず(@ybook21)です!

 

今回は、先日受けたNHSの子宮頸がん検診についてご紹介します。私は2021年に初めて受け、今回はイギリスに来て2回目の受診でした。

2021年に受けたときのことも記事にしていますので、気になる方はぜひ読んでみてください↓

ybook.hatenablog.com

年齢別の検診の頻度などは上の記事に書いていますので、今回は省略させていただきます。

 

私は、2024年1月末にNHSから子宮頸がん検診を受けられる旨の手紙が届きました。一時帰国のタイミングがあったため、実際に予約したのは2月末、受診したのは3月頭でした。

 

検診の予約については、私のGPでは電話または直接行って受付で行うかのどちらかだったため、直接行って予約したい旨を伝えました(他の地域のGPはわからないのですが、私のGPは電話がなかなかつながらないため、直接行った方が早いだろうと判断しました)。

 

GPも忙しいだろうし、予約した段階から検診日まで間が空くかなと想定していたのですが、以外にも約1週間後に受けられることになりました。

 

当日、GPに行き診察室に入ると、軽い問診が行われました。子どもの有無、直近の生理日はいつかなどを聞かれました。そして、検査台に横になり、検査を受けます。2021年に受けたときよりも痛いな~と思ったのですが、じっと終わるのを待ちました(よっぽど痛ければ、我慢せずに伝えた方が良いと思います)。

 

そして、検査終了後、もう一度椅子に座るよう言われ、その後の流れ(家に結果が手紙で届くから待っていて、的なことです)を説明されました。

 

実はこのとき急に貧血気味になり、気持ち悪くなってしまいました。あまりにひどかったので、それをナースさんに伝えたところ、検査台で休ませてもらえることになりました。数分横になっていたら少し良くなったのですが、このときお水ももらいました。「子宮頸がん検診の後に気分が悪くなることはよくあるから、心配しないで。あなただけじゃないわよ」と優しい言葉をかけてくれました。

 

もし、私のように検査後気分が悪くなってしまった場合は、無理せず言った方が良いと思います。

 

そして、検査の2週間後くらいにNHSから手紙が届きました。結果は無事陰性とのことで、また3年後に通知が来る旨が書かれていました。ひとまず安心しました。

 

以上です。イギリスでの子宮頸がん検診は不安、受けたくない、という方も多いかもしれませんが、NHSのものは無料ですし、ご自身の健康のためにも受けてみることをおすすめします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Stacy Willingham"All the Dangerous Things" あらすじ・レビュー【洋書心理スリラー】

こんにちは!イギリス在住ブロガーの雲川ゆず(@ybook21)です!

今回は、Stacy Willinghamさんの"All the Dangerous Things" という作品をご紹介します。

 

あらすじ

1年前、イザベル・ドレイクの人生は一変した。彼女と夫が寝ている間に、幼児のメイソンがベビーベッドから連れ出されたのだ。警察が追うべき証拠も手がかりもほとんどなく、事件はすぐに迷宮入りした。しかしイザベルは、メイソンが文字通り自分のもとに戻ってくるまで休むことができないでいた――。

 

感想

ステイシー・ウィリンガムさんは、デビュー作『A Flicker in the Dark』がとても素晴らしかったので、2作目となる今作もとても楽しみに読み始めました。

 

序盤から中盤にかけては、何となくこんな結末かな、と予想していたのですが、最後にそれを見事に裏切られる展開が待っていて、さすがだなと感じました。結果として、期待以上の面白さでした。

 

主人公・イザベルの身の回りで起きた、過去と現在の事件のそれぞれの真相が、理論的で納得できるもので良かったです。この作品では夢遊病が扱われるのですが、説明しづらいことをそれに委ねることなかったのも、心理スリラー作品としての質の高さだなと感じました。またウィリンガムさんの新しい作品が出たら読みたいなと思います。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★★(5/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

Jesse Q. Sutanto"Vera Wong's Unsolicited Advice for Murderers" あらすじ・レビュー【洋書ミステリ】

こんにちは!イギリス在住ブロガーの雲川ゆず(@ybook21)です!

今回は、Jesse Q. Sutantoさんの"Vera Wong's Unsolicited Advice for Murderers" という作品をご紹介します。

 

あらすじ

60歳の自称お茶のエキスパート、ヴェラ・ウォンの楽しみは、ウーロンを飲みながらインターネットで健全な「探偵業」をすること(別名、息子が誰かと付き合っていないかチェックすること)。

しかしある朝、ヴェラが目を覚ますと、茶店の真ん中で男が死んでいた。なぜなら、暇を持て余した不審な中国人の母親ほど、悪事を嗅ぎつける者はいないからである。

 

感想

全体としてコージーミステリらしい楽しい雰囲気が味わえました。サンフランシスコ、チャイナタウンなど、私にとってはあまり身近ではない舞台設定ではありましたが、個性的なキャラクターと読みやすいカジュアルな文体で楽しめました。

 

事件の真相についても、意外性がありながらきちんと理論は通っていて、なるほどなと感じました。犯人だからこそわかること、また犯行動機へとつながっていく心の動きが丁寧に描かれていました。

 

また、お茶はお茶でも中国のお茶とイギリスで親しまれているお茶には違いがあり、それぞれにプライドがあるのだろうなと感じました。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!