ゆずの本棚

和書・洋書の書評やおすすめの本を紹介しています!

Julie Myerson “The Stopped Heart” あらすじ・レビュー【洋書心理スリラー】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Julie Myerson “The Stopped Heart” という作品をご紹介します。


作品概要
著者について

Julie Myerson

世界的にベストセラーとなった『Something Might Happen』を含む小説と、ノンフィクションの著者である。批評家、コラムニストとして、ガーディアン紙、フィナンシャル・タイムズ紙、ハーパーズ・バザー紙、ニューヨーク・タイムズ紙など多くの新聞で執筆している。

 

本の概要


・ISBN:0062409328
・出版年:2016
・出版元:Harper Perennial
・ジャンル:心理スリラー、歴史、ゴシック、ホラー
・ページ数:512ページ(ペーパーバック)

あらすじ

メアリー・コールズと夫のグラハムは、小さな村はずれのコテージに引っ越してきたばかりだ。この家は何年も人が住んでいなかったが、元来の特徴と、美しいリンゴ園に続く驚くほど広い庭に惹かれる。のどかで、人里離れた、絵に描いたような場所。過去の恐怖を過去のものとするために、まさに彼らに必要な場所だった。

150年前、荒れ狂う嵐の中、コテージの前にあったオークの大木が伐採された。その下には、死んだと思われていた赤毛の青年が横たわっていた。こんな事故、誰も生き残れないだろう。しかし、赤毛の男は生きており、しばらく療養した後、コテージに住む家族に引き取られ、畑で働くことになった。子どもたちは皆、彼を気に入るが、長女のイライザには気がかりなことがあった。赤毛の男には何か病んでいるような気がするのだ。気配。邪悪なものが。

現在に戻り、コテージに引っ越して数週間、乗り越えられない悲しみの重圧に溺れながら、メアリー・コールズはこの家に何かがいることを感じ始める。子どもたちのささやき声、上からの足音、庭にちらりと見える人影……。果樹園を彷徨う赤毛の青年。

メアリーの悲しみは狂気に変わったのだろうか。それとも、ずっと前に起こった出来事が、彼女を苦しめるようになったのか......?

 

感想

彼女の作品は初めて読みました。

読み出したら止まらない本であることは確かでしたが、物語に残されたいくつもの謎が解決されずにそのまま終わってしまいました。物語のポイントが個人的にはよくわからず、ただただ暗くて心が沈んでしまうような時間でした。

 

もちろん、この「なんだかよくわからなさ」がポイントであり価値なのかもしれません。ただ、あらすじにもある”赤毛の男”の存在がどうしても私には耐えられないところがありました。恐ろしい。自分が、過去ではなく今の時代に生きていて良かったと思いました。

 

5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★☆☆(3/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!