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久生十蘭『顎十郎捕物帖 捨公方』あらすじ・レビュー

こんにちは!

今回は、久生十蘭『顎十郎捕物帖 捨公方』という作品をご紹介します。


作品概要
著者について

久生十蘭
明治35年4月6日、函館生まれ。本名阿部正雄。回漕業を営む祖父(伯父説もある)、阿部新之助に養育されたといわれています。27才にして仏蘭西を訪れた破天荒な文士として知られています。推理、ユーモア、歴史、現代ものなど、様々なジャンルで作品を生み出しました。 

 

本の概要



・ジャンル:時代小説、捕物

 

 

あらすじ・概要

長大な顎(あご)から付いた“顎十郎”のあだ名を持つ風来坊・仙波阿古十郎の活躍を描いた捕物帳シリーズ。

 

感想

久生十蘭さんの小説は初めて読みました。作者はこの作品で初めて知ったのですが、お名前がおしゃれですね。物語の内容については、漢字を頼りに地名を探し当てるところがパズルみたいでおもしろいなと感じました。短さゆえに若干端折り気味のところもあったかなと思いました。ただ、無駄なところは一切なかったと思うので、さくっと時代物×捕物を読みたい方にはぴったりかなと思います。

 

5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★☆☆(3/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!