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James Marrison “The Drowning Ground” あらすじ・レビュー【洋書ミステリ・警察小説】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、James Marrison “The Drowning Ground”という作品をご紹介します。


作品概要
著者について

ジェームズ・マリソン

ジャーナリスト。ブエノスアイレスに在住し、そのことが主人公であるアルゼンチン出身の刑事ギレルモ・ダウネスにインスピレーションを与えている。

 

本の概要


・出版年:2015年
・出版元:Minotaur Books
・ジャンル:ミステリ、警察小説
・ページ数:384ページ(ハードカバー)

 

あらすじ

自宅近くで、首を熊手で刺された男の死体が発見される。現場に呼ばれたギレルモ・ダウネス刑事は、被害者が自分のよく知る人物であることに気づく。

7年前、ダウネスは行方不明の2人の少女の家族に、必ず娘を見つけると約束したのだ。潔白は証明されたものの、死んだ男は彼女たちの失踪に関わる容疑者だった。そして、彼の死の波紋が地元に広がるにつれ、刑事がついに約束を果たすかもしれないという新たな希望が見えてくる――。

 

感想

この作品は一風変わった小説で、非常に興味をそそられました。作者であるマリソンさんの事件に対するヒントの出し方と、真相を明らかにする方法が好きで、どんどん続きが気になりました。

この小説は、基本的にダウネスの一人称の語りで進められます。臨場感や親密さが増すはずなのですが、ダウンズは秘密主義的な性格なので、慣れるまで少し時間がかかりました。

この作品がデビュー作ということで、ぜひ他の作品も読んでみたいなと思いました。

 

5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★★(5/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!