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Peter James “Find Them Dead (Roy Grace #16)”あらすじ・レビュー【洋書ミステリ・警察小説】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Peter Jamesさんの “Find Them Dead”という作品をご紹介します。


作品概要
著者について

ピーター・ジェイムズ
1949年、イギリスのブライトンに生まれました。作家としてだけでなく、脚本家や映画プロデューサーとしても活躍しています。代表シリーズ、警視グレイスシリーズは世界で200万部のベストセラーとなり、26か国語に翻訳されています。

 

本の概要


・出版年:2020年
・出版元:Macmillan
・ジャンル:警察小説、ミステリ
・ページ数:448ページ
・シリーズ:Roy Grace #16

 

あらすじ

ロンドン警視庁への出向を終えたロイ・グレースは、ブライトンを拠点に活動する麻薬王に関する密告を受ける。サセックスで元の職場に戻った初日、彼は一見無意味な殺人に呼び出される。

 

一方、メグ・マゼランは夫と息子を亡くした自動車事故から5年、ようやく元の生活を取り戻した。18歳になった娘のローラは、ギャップイヤーで友人と南米を旅行中。メグとローラの絆は強い。ローラは、彼女が世界で持っているすべてなのだ。

 

仕事の合間に、メグは陪審員制度の召集令状を受け取る。ローラのことが気にならなくなるし、面白いかもしれない、とメグはわくわくする。しかし、ブライトンの麻薬王の裁判に選ばれたとき、すべてが一変する。

 

グレースは次第に、裁判中の麻薬密売人の邪悪な影響力の及ぶ範囲に入り込んでいく。冷酷無比な悪党は、自分が無罪放免になるためなら誰の死もいとわない。

 

陪審員になって数日後、メグは家に帰り、エクアドルにいるローラの写真がキッチンのテーブルに置かれているのを見つける。そして彼女の携帯電話が鳴る。

 

不吉な、脅迫的な見知らぬ男がライン上にいる。彼は、もし彼女が生きているローラにもう一度会いたければ、それはとても簡単なことだと言う。裁判の判決を「無罪」にすることだ。

 

 

感想

もうずっとロイグレースシリーズを読んできていますが(調べたらこの記事執筆時点であと未読のものは2作でした!)、今回も楽しく読めました。

 

裁判員制度を軸に物語が進んでいきます。グレースやブランソンが大活躍する、という作品ではありませんが、個々の裁判員や、娘のためにとにかく一生懸命なMegが際立っていました。彼女がよくメンタルダウンしなかったなと、母親の強さを感じました。

 

司法、裁判、これらは筆者もあとがきで書いていましたが、それ独特の言葉やルールがあり、なじみのない人にとっては親しみやすいものではないと思います。しかし、この作品ではそれをなるべく摩擦のないようにかみ砕いて描写しているので、とても読みやすかったです。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

★★★★☆(4/5)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!