こんにちは！イギリス在住読書ブロガーのゆず（@ybook21）です！
今回は、Mark Billinghamさんの"Their Little Secret(Tom Thorne #16)" という作品をご紹介します。
作品概要
著者について
マーク・ビリンガム
バーミンガム生まれ、バーミンガム育ち。俳優として数年間活躍した後、TVライターやスタンドアップコメディアンとして活躍し、2001年に初の犯罪小説を出版した。妻と2人の子供と北ロンドンに住む。
本の概要
・ISBN：9780802147363
・出版年：2019年
・出版元：Atlantic Monthly Press
・ジャンル：ミステリ
・ページ数：386ページ
・シリーズ：Tom Thorne #16
あらすじ
トム・ソーン警部補は、自殺現場での調査を依頼されたとき、すぐに帰れると思っていた。しかし、フィリッパ・グッドウィンという女性が列車に飛び込んだ地下鉄の駅に到着したとき、ソーンは不可解な何かを感じ取り、さらに詳しく調べたくなる。
やがて彼は、彼女が弱い立場の女性を食い物にする冷酷な詐欺師の被害者であり、その詐欺師の手によってフィリッパは最期を遂げたことを知ることになる。ソーンはニコラ・タナー警部補に協力してもらい、詐欺師を追跡して裁判にかける。
しかし、近くの海辺の町の海岸で若い男の撲殺死体が発見され、2人の刑事は想像以上の事態に陥る。2つの事件は、刑事の誰もが予想だにしなかった形で1つになる。
感想
この作家さんの作品は初めて読みましたが、展開に意外性があり、最初はちょっと長いかなと思ったのですが、すらすら読めました。
主人公たちがリアルな人間として描かれていて、浮き沈み、高揚感、低揚感など、私たち誰もが送る人生を生きている、ということがありありと伝わってきました。
この物語では、いわゆる「悪役」が魅力的で、その心理描写も面白かったです。
シリーズもののようなので、同シリーズの他の作品も読んでみたいなと思います。
5段階評価（おすすめ度）
※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。
★★★★☆（4/5）
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
