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【犯人がわかっているのに面白い!】海外文学おすすめの倒叙ミステリー7選 

こんにちは!

みなさんは、倒叙ミステリーというミステリのサブジャンルを知っていますか?倒叙ミステリーとは、事件が起きてその犯人や真相を明らかにしていく、という通常のミステリ作品とは異なり、最初(序盤)に事件が起こり、犯人が分かった状態で進んでいく物語です。

 

今回は、そんな倒叙ミステリーについて、海外文学のおすすめ作品を7作ご紹介します!

 

 

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1.『クロイドン発12時30分』 F・W・クロフツ 

あらすじ:

チャールズは切羽詰まっていた。父から受け継いだ会社は不況のあおりで左前、恋しいユナは落ちぶれた男など相手にしてくれない。叔父アンドルーに援助を乞うも、駄目な甥の烙印を押されるばかり。チャールズは考えた。叔父の命、または自分と従業員全員の命、どちらを選ぶのか。身の安全を図りつつ遺産を受け取るべく、計画を練り殺害を実行に移すチャールズ。快哉を叫んだのも束の間、フレンチ警部という名の暗雲が漂い始める。『樽』と並ぶクロフツの代表作、新訳決定版。(Amazonより引用)

 

おすすめポイント:

倒叙ミステリの代名詞であるこちら。非常に緻密な描写で、思わず感情移入してしまいます。


2.『殺意』 フランシス・アイルズ 

あらすじ:

イギリスの田舎町の開業医ビグリー博士は妻のジュリアを殺そうと決意し、周到な計画のもとに犯行へと移った。完璧を誇る殺害計画、犯行過程の克明な描写、捜査の警官との応酬、完全犯罪を目前に展開される法廷での一喜一憂、そして意外な結末は殺人者の心理を描いて余すところがない。倒叙推理小説の三大名作の一つとして名高い傑作!(Amazonより引用)

 

おすすめポイント:

犯人が得意になっている様子、追い詰められる様子、周囲の人々との関係など、心理描写がとても上手です。最後は意外性のある結末に。


3.『伯母殺人事件』 リチャード・ハル

 あらすじ:

アイルズの『殺意』クロフツの『クロイドン発12時30分』と並ぶ、倒叙推理小説三大名作の一つである。遺産を狙って、伯母を殺そうとたくらむ男がこころみるプロバビリティの犯罪! 一度二度三度、彼の計画の前に伯母の命は風前の灯となる……しかし、がぜん後半に至って話は意外な展開を示す。推理小説ファンが必ず到達する新しい境地。(Amazonより引用)

 

おすすめポイント:

犯人が事件を計画し、実行しようとし……という、倒叙らしさがありながら、主人公とその叔母との会話・やりとりなどはどこか牧歌的な印象さえあたえます。ユーモアと皮肉に満ちた、イギリスらしい作品です。

 

ちなみに、ここまでご紹介した3作品は、「世界三大倒叙ミステリ」と呼ばれています!

 

4.『試行錯誤』 アントニイ・バークリー

あらすじ:

余命数か月と宣告されたトッドハンター氏は、残された期間に有益な殺人を犯そうとの結論に達した。だが、生と死に関し異常な見解をもつ編集者や素人犯罪研究家、快楽のために一家を犠牲にする作家、犯人の告白を信じない捜査官などの前に、事態は従来の探偵小説を皮肉るようなユーモアをまじえて意外な方向へ発展する。唯一無二の名作!(Amazonより引用)

 

おすすめポイント:

作者アントニー・バークリーは、 『殺意』のフランシス・アイルズと同一人物です(本名はA.B.コックス。その他にも名義があった)。彼の革新性がつまった、独特な物語です。

 

5.『殺人者はへまをする』 F・W・クロフツ 

あらすじ:

人殺しはへまをする―とフレンチ警視は言う。しかし犯罪者が失策をしでかさなければ未解決の事件が山を成し、フレンチは体がいくつあっても足りないだろう。万全を期したはずの犯行はいかに看破されたか。完全犯罪の夢破れた二十三編の、自業自得ながらも気の毒な敗北の記録から得られる教訓は、犯罪は引き合わない、とりわけ優れた捜査官がいる場合には、ということであろう。(Amazonより引用)

 

おすすめポイント:

短編集、かつ倒叙ではないものも含まれていますが、どのように完全犯罪が暴かれ、失敗していくのか、あらゆる事件で楽しむことができます。

 

6.『サウサンプトンの殺人』F.W. クロフツ

あらすじ:

セメントの新製法を探るべくチェイル社に侵入したジョイマウント社の二人は、見咎めた夜警をノックアウトし、間の悪いことに死なせてしまう。遺体を運び出し自動車事故に偽装するが、素人の悲しさ、首席警部フレンチの目を誤魔化せるわけもない。更にはチェイル社の首脳陣にねじこまれ、事態は新たな局面を迎える。恐喝まがいの要求を呑むしかないのか。ジョイマウント絶体絶命。(Amazonより引用)

 

おすすめポイント:

ハラハラするミステリー作品としての面白さに加えて、ビジネスの世界における非情なまでのサバイバル、競争なども描かれており、様々な角度から楽しむことができる作品です。

 

7.『死の接吻』アイラ・レヴィン

あらすじ:

二人は学生同士の恋人だった。女は妊娠しており、男は結婚を迫られていた。彼女をなんとかしなければならない。おれには野心があるのだ――冷酷非情のアプレゲール青年の練りあげた戦慄すべき完全犯罪。当時弱冠二十三歳の天才作家の手になる恐るべき傑作! アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀処女長篇賞受賞作(Amazonより引用)。

 

おすすめポイント:

スリリングな展開がおもしろく、特に中盤あたりから、ぐっと面白くなり、読者を引き込んでいきます。

 

 

以上です!いかがでしたか?

ぜひ、気になる作品があれば、手に取ってみてくださいね!