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【現代にも通じる鋭い視線】ジョージ・オーウェルの生涯・おすすめ作品・名言などをご紹介!

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

 

イギリスを代表する文学者を紹介していますが、今回はジョージ・オーウェル(
George Orwell)について取り上げてみたいと思います。ぜひ、この記事でオーウェルについて知っていただけたら嬉しいです!

 

 

 

 

1.ジョージ・オーウェルの生涯

幼少期

ジョージ・オーウェルは、1903年にインドのベンガルに生まれます。ちなみにジョージ・オーウェルという名前はペンネームであり、生まれた時はエリック・アーサー・ブレアという名前でした。8歳でイギリスに帰国し、

 

青年期

授業料減額で寄宿学校に入り、奨学金でイートン校を卒業しましたが、そのあと大学には行かず、インド帝国警察官任官試験に合格してビルマ(ミャンマー)に行きます。このとき彼は植民地の実態を経験し、その贖罪意識から5年後、彼はパリやロンドンで放浪・窮乏生活を送ります。

 

その後、1933年には自伝的ルポルタージュである『パリ・ロンドン放浪記』を発表。1937年にはスペイン内戦にも参戦し、そのときの経験は1938年発表の『カタロニア賛歌』に書かれています。

 

晩年

1945年には『動物農場』(同盟国ソ連のスターリン体制を鋭く戯画化した動物寓話)を発表しベストセラーとなります。名声と大きな収入を得た彼は、1948年に『1984年』を発表。この作品は、のちに「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」に選ばれています。1950年、ロンドンで亡くなりました。

 

2.ジョージ・オーウェルのおすすめ作品

書かれた年代こそ古いですが、現代にも通じる鋭い視点で描かれている彼の代表作・おすすめ作品をご紹介したいと思います。

 

『1984年』

『動物農場』

 

3.ジョージ・オーウェルの残した名言

ジョージ・オーウェルはいくつもの名言を残し、現代の私たちに示唆を与えてくれています。彼の名言のなかからいくつかピックアップしてご紹介します。

 

・過去を支配する者は未来を支配し、現在を支配する者は過去を支配する。
・最も速やかに戦争を終わらせるには、負ければいい。
・よくある修辞や隠喩は使うな。短い語で十分なら長い語は使うな。一語でも削れるなら削れ。外来語や専門語はできるだけ使うな。

 

以上です。この記事が、少しでもオーウェルやイギリス文学に興味を持つきっかけになれば嬉しいです!