こんにちは!
今回は、Alyssa Cole "When No One Is Watching"という作品をご紹介します。
作品概要
著者について
アリッサ・コール
ヒストリカル、コンテンポラリー、SFロマンスの受賞歴のある作家です。南北戦争を舞台にしたスパイロマンス『An Extraordinary Union』はRT Reviewers' Choice Awardの2017年ベストブック、アメリカ図書館協会の2018年RUSAベストロマンスに選ばれ、『A Princess in Theory』はニューヨーク・タイムズ紙の2018年注目の100冊に選ばれました。
本の概要
・ISBN:0062982656
・出版年:2020年
・出版元:William Morrow Paperbacks
・ジャンル:一般フィクション、ロマンス、スリラー、社会派
・ページ数:368ページ(ペーパーバック )
あらすじ
シドニー・グリーンはブルックリン生まれのブルックリン育ちだが、彼女の愛する地域は、彼女が瞬きするたびに変わっているようだ。コンドミニアムが雑草のように生え、売り出し中の看板が一夜にして現れ、彼女がずっと知っていた隣人たちが消えていく。自分のコミュニティの過去と現在を維持するために、シドニーはいらだちをウォーキングツアーにぶつけ、新たにブロックに入ってきた一人である隣人のテオという、思いもよらない不要なアシスタントを見つける。
感想
この本のコンセプトは素晴らしいと思います。ジェントリフィケーションは陰湿なもので、それに伴う不正をプロットに結びつけるという著者のアイデアは、斬新だと思いました。
しかし、全体的には、ジャンルがあっちこっちに飛び飛びになってしまっているのが少し残念になりました。スリラーと書いてあったので期待していたのですが、それは終盤に少しある、くらいだったかと思います。「When No One's Watching」が著者にとって初めてのスリラージャンルであることの結果であり、時間の経過とともに改善されていくものだと思います。
5段階評価(おすすめ度)
※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。
★★★☆☆(3/5)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!