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Alyssa Maxwell “Murder at the Breakers” あらすじ・レビュー【洋書ミステリ】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Alyssa Maxwell “Murder at the Breakers” という作品をご紹介します。

 

本の概要

・ISBN:9780758290823
・出版年:2014年
・出版元:Kensington 
・ジャンル:ミステリ
・ページ数:282ページ
・シリーズ:Gilded Newport Mysteries #1 

 

あらすじ

1895年8月、ロードアイランド州ニューポート。21歳のエマ・クロスは、大富豪コーネリアス・ヴァンダービルトの2番目のいとことして、ヴァンダービルト家の夏の別荘であるブレーカーズで開かれる盛大な舞踏会の招待客リストに名を連ねている。

 

しかし、エマは殺人事件を目撃する。被害者はコーネリアス・ヴァンダービルトの財務秘書で、株価の下落よりも早くバルコニーから転落してしまったのだ。

 

エマの兄弟のブレイディは、コーネリアスの寝室でバーボンの瓶と盗まれた鉄道の設計図のそばで気を失っているところを発見される。しかし、エマは何者かが兄を陥れようとしていると確信し、何としても真犯人を突き止めようと決意する……。

 

感想

19世紀末の上流階級の雰囲気が味わえる作品です。電話交換手が出てきたり、移動手段がもちろん今とは違ったりと、そういった歴史的観点からこの本を読むのも面白かったです。

 

ミステリという点で言うと、主人公かつ素人探偵役のエマがもう少し面白い個性を持っていたら良かったかなと思いました。怪しい人がどんどん移り変わっていくのは楽しめました。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★☆☆(3/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!