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Colin Dexter “The Way Through Woods” あらすじ・レビュー【洋書ミステリ・警察小説】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Colin Dexter “The Way Through Woods”という作品をご紹介します。


作品概要
著者について

コリン・デクスター

「モース警部」の小説で知られるイギリスの犯罪作家である。2000年、文学への貢献が認められ、大英帝国勲章オフィシエを授与された。

 

本の概要


・ISBN:0804111421 
・出版年:1994年(初版は1992年)
・出版元:Ivy Books
・ジャンル:ミステリ・警察小説
・ページ数:320ページ(ペーパーバック)
・シリーズ:Inspector Morse #10

 

あらすじ

ドーセットで退屈な休暇を過ごしていたモースに、THE TIMESを通じてに1通目の手紙が届く。1年前、スウェーデン人留学生が身分証明書の入ったリュックサックを残してオックスフォードから姿を消した。その女性は上品で若く、一人で旅行していたため、テムズバレー警察は犯罪を疑った。しかし、遺体もなく手がかりもほとんどないため、捜査は頓挫。そんな中、我慢の限界に達した人物が、手がかりになるような詩を書き、イギリスの新聞を読む人たちの間で熱烈な文通が始まった。そして、ワイサムの森に続く曲がりくねった道は、衝撃的な殺人事件へとつながっていくのだった。

 

感想

モースシリーズも10作目まできました。日本語では読んだことがなかった作品でしたので、新鮮な気持ちで読むことができました。

 

ミステリとしてのエッセンスが詰まっていて、謎解きに焦点をあてた作品を読みたい方にはぴったりだと思います。現代にも通じるようなプロットで、人が考えることは時代や国を超えても変わらないことがある、というのを改めて感じました。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!