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Denise Mina "Rizzio" あらすじ・レビュー【洋書ミステリ・歴史フィクション】

こんにちは!イギリス在住ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Denise Minaさんの"Rizzio"という作品をご紹介します。


作品概要
著者について

デニス・ミナ
1966年にグラスゴーで生まれました。エンジニアである父の仕事の関係で、家族は70年代の北海油田ブームを追いかけてヨーロッパを回っていました。
21歳で試験に合格し、グラスゴー大学で法律を学ぶことになった彼女は、ストラスクライド大学で、女性犯罪者への精神疾患の帰属についての博士論文を研究し、犯罪学と刑法を教えていましたが、家で勉強するはずだったときに、小説「Garnethill」を書いてしまいました。

 

本の概要

・ISBN:9781643138459
・出版年:2021年
・出版元:Pegasus Crime
・ジャンル:ミステリ、歴史フィクション
・ページ数:118ページ(ハードカバー)

 

あらすじ

1566年3月9日の夜、スコットランドの女王メアリーの私設秘書デイヴィッド・リッツィオが殺された。身重のメアリーの寝室から引きずり出された彼は、刺客の一団に56回も刺されていた。この息をのむほど緊迫した小説は、その夜に至るまでの出来事をドラマチックに描き、これまで語られることのなかった悪名高い物語を展開する。

 

秘密、嘘にまつわるダークな物語である本書は、歴史に残る衝撃的な殺人事件を現代的な視点でとらえ、愛と権力を求める男女がどこまでできてしまうのかを探る。

 

感想

「メアリー・クイーン・オブ・スコッツ」は名前と何となくの印象しかなかったのですが、こうして歴史フィクションとして作品でまた読むと面白いなと感じました。

 

かなり短い作品ですので、さくっと読めました。私は歴史が好きなのですが、歴史が好きだからこそやっぱり現代に生きていてよかったなと思うこともしばしばあります。この作品はそんなことも思わせてくれました。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★☆☆(3/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!