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Elly Griffiths “The Woman in Blue(Ruth Galloway #8) ” あらすじ・レビュー【洋書ミステリ】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Elly Griffithsさんの “The Woman in Blue(Ruth Galloway #8) ”  という作品をご紹介します。

 

作品概要
著者について

エリー・グリフィス
彼女のルース・ギャロウェイシリーズは、都会での仕事を捨てて考古学者の訓練を受けたエリーの夫と、ノーフォークの海岸に住む叔母が、姪の頭の中にその地域の神話や伝説を詰め込んだことにインスピレーションを受けている。エリーには二人の子どもがおり、ブライトン近郊に住んでいる。

 

本の概要

・ISBN:9780544417854
・出版年:2016年
・出版元: Mariner Books 
・ジャンル:ミステリ、警察小説
・ページ数:358ページ
・シリーズ:Ruth Galloway #8

 

あらすじ

イングランドのナザレと呼ばれる中世の町リトル・ウォルシンガムは、宗教的な幻影で有名な町である。

 

ルース・ギャロウェイの友人キャスバッドは、ある夜、地元の墓地に白いドレスと濃いブルーのマントを着た女性がひとり立っているのを目撃し、聖母マリアの幻影と受け止めた。しかし翌日、青い布に包まれた女性の死体が発見され、ルースの旧友で英国国教会の司祭であるヒラリーのもとには、憎悪に満ちた脅迫状が続々と届く。

 

これらの犯罪は関連があるのだろうか?リトル・ウォルシンガムで毎年行われる聖金曜日の受難劇の直前にヒラリーの同僚の女性司祭が殺され、ルース、キャスバッド、ハリー・ネルソン警部が手を組んで、犯人を見つけなければならない。

 

感想

エリーグリフィスさんはずっとお名前だけ知っていて、ずっと気になっていたので今回読めて良かったです。

 

事件自体は最後の方まで犯人が誰かわからず、フーダニットを楽しむことができました。キリスト教が物語の中心になるのですが、私にもっと知識があればより楽しめたかなとも思います。

 

ルースとネルソンの関係も何だか微妙で面白かったです。警察小説の場合、警察官たちの私生活があまりにクローズアップされすぎているのは好みではないのですが、ちょうどよかったかなと思います。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!