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Elly Griffiths "The Crossing Places (Ruth Galloway #1)"あらすじ・レビュー【洋書ミステリ】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Elly Griffiths "The Crossing Places (Ruth Galloway #1)"という作品をご紹介します。

作品概要
著者について

エリー・グリフィス
彼女のルース・ギャロウェイシリーズは、都会での仕事を捨てて考古学者の訓練を受けたエリーの夫と、ノーフォークの海岸に住む叔母が、姪の頭の中にその地域の神話や伝説を詰め込んだことにインスピレーションを受けている。エリーには二人の子どもがおり、ブライトン近郊に住んでいる。

 

本の概要

・ISBN:9780547229898
・出版年:2009年
・出版元: Houghton Mifflin Harcourt
・ジャンル:ミステリ
・ページ数:304ページ
・シリーズ:Ruth Galloway #1

 

あらすじ

法医学考古学者のルース・ギャロウェイ博士は30代後半。ノーフォーク近郊の荒涼とした土地で、2匹の猫と幸せに暮らしている。

 

この土地は鉄器時代の住人にとって聖地であり、地でも海でもない。しかし、荒涼とした海岸で子供の骨が発見され、骨や古代の物を掘り起こす彼女の日課は大きく狂わされる。

 

ネルソン警部補は、この骨が10年前に行方不明になった少女ルーシー・ダウニーのものであり、誘拐犯は儀式の生け贄、シェークスピア、聖書について書かれた奇妙な手紙で彼を挑発し続けていると考え、ギャロウェイに助けを求めた。そして2人目の少女が行方不明になり、ネルソンのもとにはルーシーに関する手紙と全く同じ内容の新しい手紙が届く。

 

感想

エリー・グリフィスさんの作品は、ルース・ギャロウェイシリーズを含めてこれまで数冊読んできました。今作はシリーズの第一作目ということで、ルースとネルソンの出会いがよくわかりました。

 

事件自体も興味深く、特に最後に真相がわかるときには、さまざまな伏線がきれいに回収されていきました。ノーフォークが舞台になるミステリは私はあまり読んだことがないので、情景が浮かぶようでいいなあと思いました。

 

本自体のボリュームはそれほどありませんが、だからこそ読みやすかったです。無駄がなく、さくっと読める良質なミステリでした。また同シリーズの他の作品も読んでみたいです。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!