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Karin Slaughter "After That Night(Will Trent #11)" あらすじ・レビュー【洋書心理スリラー】

こんにちは!イギリス在住ブロガーの雲川ゆず(@ybook21)です!

今回は、Karin Slaughterさんの "After That Night(Will Trent #11)" という作品をご紹介します。

 

あらすじ

15年前、サラ・リントンの人生は、祝賀の夜の外出が暴力的な襲撃に終わり、彼女の世界を引き裂いたことで一変した。それ以来、サラは人生を作り直した。医師として成功し、愛する男性と婚約し、ようやく過去を忘れることができた。

ある晩、ERで待機していたとき、またすべてが変わろうとしていた。サラは無残に襲われた傷心の若い女性を救おうと奮闘する。しかし、GBI特別捜査官ウィル・トレントが率いる捜査が進むにつれ、ダニ・クーパーの暴行事件がサラの事件と密接に関係していることが明らかになる。

 

感想

力強い文章で、人々や社会に訴えかける力を持った作品だと感じました。性暴力の話題が最初から最後まで一貫して出てくるため、個人的には少しきついなと感じ、斜め読みした部分も多かったのですが、おそらく筆者にとっては強い思いがあるのだろうと感じました。

 

身近な人に裏切られること、信じていた人から裏切られているのかもしれないという不安、圧倒的な社会的地位を持つ人物による権力行使など、心が折れそうになったり無力になったりすることは誰にでもあると思います。しかし、そこでどう生きていくか、最後に筆者はそれを読者に問うているような気がしました。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★☆☆(3/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!