こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!
今回は、Liane Moriartyさんの"Apples Never Fall" という作品をご紹介します。
本の概要
・ISBN:9781250220257
・出版年:2021年
・出版元:Henry Holt and Co.
・ジャンル:心理スリラー・ミステリ・一般フィクション
・ページ数:467ページ(ハードカバー)
あらすじ
デラニー一家はお互いを心から愛している。しかし……。
もしあなたの母親が行方不明になったら、あなたは警察に言うだろうか?最も明白な容疑者が父親であったとしても?
これが、成長したデラニー家の4人の兄妹が直面するジレンマである。
デラニー家:両親のスタンとジョイは、友人から羨望のまなざしを向けられている。テニスコートでも、テニス以外でも、二人の相性の良さは折り紙付きだ。ついに有名なテニスアカデミーを売却し、人生の黄金期を迎える準備ができた。では、なぜスタンとジョイはこんなにも惨めなのだろうか?
デラニー家の4人の子どもたち:エイミー、ローガン、トロイ、ブルックは、それぞれテニスのスター選手だった。彼らの父親が言うように、誰ひとりとして道を踏み外すようなことはなかった。みんな立派な大人になったし、孫の誕生という素晴らしい可能性もある。
ある夜、サバンナという見知らぬ女性が、ボーイフレンドとケンカしたと言い、血を流してスタンとジョイの家をノックした。夫妻は、彼女が切実に求めていた小さな親切を喜んで提供する。
その後、ジョイが行方不明になり、サバンナも行方不明となったため、警察は残された一人の人間、 スタンを尋問するしかし、無実の罪を着せられたスタンは、多くの配偶者と同様、多くの隠し事をしているように見えた。デラニー家の子そもたちのうち2人は父親が無実だと考え、2人はそうではないと考える。
感想
Liane Moriartyさんの作品は毎回楽しみに読むのですが、今回も「どうなるのだろう?」と続きが気になる展開でした。467ページと結構長めで、個人的にはもう少し短くできたのではないかなと思いました(前半と最後が特にちょっと冗長かと)。
この物語の緊張の頂点となる、とある秘密が明かされる場面があるのですが、そこからまだ約100ページ残っており、どうなるのかなと思ったのですが、この緊張の場面ですっきり終わらせることもできたのではないかなと。
物語を通して中心となるのはテニスです。テニス好きの方や習っていた方などは楽しめるかなと思います。
ちなみにこの作品は、海外の大手書籍レビューサイト「Goodreads」にて、2021年「Best Books 2021」のミステリ部門にノミネートされています。
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5段階評価(おすすめ度)
※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。
★★★★☆(4/5)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!