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Ruth Ware (ルース・ウェア)“The Turn of the Key" あらすじ・感想

こんにちは!

今回は、Ruth Ware (ルース・ウェア)さんの“The Turn of the Key" という作品をご紹介します。

 

 

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作品概要
著者について

ルース・ウェア

国際的なナンバーワン・ベストセラー作家です。彼女のスリラー作品の多くは、サンデー・タイムズ紙やニューヨーク・タイムズ紙など世界中のベストセラーリストに掲載されています。彼女の本は映画化やテレビドラマ化されています。また、40以上の言語で出版されています。現在は家族と一緒にブライトン近郊に住んでいます。

 

本の概要


・ISBN:9781501188770
・出版年:2019年
・出版元:Scout Press
・ジャンル:サイコロジカルスリラー、ミステリ、サスペンス
・ページ数:337ページ(ペーパーバック)
・英語の難易度、特徴:主人公の一人称(手紙を含む)で語られます。地の文が多めで、やや難しい表現も出てきます。
・テーマ、キーワード:スコットランド、ハイランド地方、家族、出生、スマートホーム、オーペア、ベビーシッター
・おすすめする人:ゴシックホラー的な要素がお好きな方

 

あらすじ

偶然見つけたこの広告は、彼女が探していたものとはまったく別のものだった。しかし、住み込みのナニーのポストで、しかも驚くほど高額な給料という、見逃すにはあまりにも良い機会だと思った。ローワン・ケインは、スコットランドのハイランド地方にあるヘザーブレー・ハウスに到着すると、現代的な設備が整った豪華な「スマート」ホーム、そしてそこに住む絵に描いたような完璧な家族に魅了される。

しかし彼女は、自分が悪夢の中に足を踏み入れていることを知らなかった。その悪夢とは、子どもが死に、自分が殺人容疑で裁判を待つために刑務所に収監されるというものだった。

獄中から弁護士に宛てた手紙で、彼女は自分が投獄されるに至った経緯を必死に説明する。家の周りに設置されたカメラから常に監視されていただけではない。技術の誤作動で、家の中を大音量の音楽が満たしたり、最悪のタイミングで電気を消したりしていただけではない。面接で会った完璧なモデル・チルドレンとはかけ離れた女の子たちだけではなかったのだ。謎めいたハンディマン、ジャック・グラント以外の大人がいない状態で、何週間も一人で放置されたことでもない。すべてだったのだ。

 

彼女は自分が過ちを犯したことを知っています。ポストを得るために嘘をついたことも、子どもたちへの接し方が必ずしも理想的ではなかったことも認めています。彼女は決して無実ではない。しかし、彼女は少なくとも殺人ではないと主張しています。つまり、誰か他の人がいるということだ。

ルース・ウェアが得意とするサスペンスフルなスタイルで描かれる、呪術的な脅威に満ちた『The Turn of the Key』は、現代のアガサ・クリスティが贈る、文句なしのスリラーだ。

 

感想

私がルース・ウェアさんの作品を読むのはこれが3作品目ですが、またこれまで読んだ本とは一味違った雰囲気を持っていました。

 

館物、という意味では"The death of Mrs Westaway"と似ていますが、中身はこちらの作品にはゴシックホラーのような要素があり、そこもひとつの魅力だと感じました。

 

内容について、失礼ではありますが、前半はちょっと退屈だなあと感じることもありました。物語の展開がやや遅く、多くの「不気味」な要素(基本的には夜に物音がするなど)が、あまり具体的なアクションを伴わずに繰り返されることがありました。

 

一方、さまざまな伏線やミスリードが予想外の展開をもたらしてくれるのが好きでした(途中で物語の大きなヒントを得ましたが、最後の最後に残されていたいくつかのひねりも好きでした)。

 

 

一言キャッチフレーズ

裏切りの家、裏切りの家族


5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★*☆(3.5/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!