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Stuart Turton “The Seven Deaths of Evelyn Hardcastle”あらすじ・感想

こんにちは!


今回は、Stuart Turton(スチュアート・タートン)さんの “The Seven Deaths of Evelyn Hardcastle”を読んでみましたので、ご紹介します。日本語翻訳版も出ているようで、タイトルは『イヴリン嬢は七回殺される』です。

 

 

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★著者について


スチュアート・タートン
フリーランスの旅行ジャーナリストで、上海とドバイで働いた経験があります。The Seven Deaths of Evelyn Hardcastle(『イヴリン嬢は七回殺される』)は彼のデビュー作です。ブライトン・アンド・ホーヴ短編小説賞の受賞者であり、BBCラジオ4のオープニング・ラインズ・コンペティションにロングリスト入りしています。現在は西ロンドンで妻と二人暮らしをしています。


★本の概要


・出版年:2018年
・出版元:Raven Books
・ジャンル:クラシックホラー
・ページ数:528ページ(ハードカバー)


★あらすじ


陰謀とサスペンスの猛烈な小説を繰り広げる。
「今夜の舞踏会で誰かが殺される」 殺人に見えない殺人の犯人は絶対に捕まらない。 この謎が解けたら、出口へと導かれる。
祝賀会の頭上で花火が打ち上がったとき、若くて美しい娘イヴリン・ハードキャッスルが殺され、悲劇の結末を迎える。


しかし、イブリンは一度も死なない。パーティーのためにブラックヒース館に召喚された客の一人であるエイダンが彼女の殺人事件を解決するまで、その日は何度も何度も繰り返される。その度に、一日はピストル一発の音で終わる。
この負のサイクルを断ち切る唯一の方法は、犯人を特定すること。だがその日が始まるたびに、エイダンは別の招待客の体で目覚める。さらに、何者かが彼の脱走を 阻止しようとしていることに気づくのだった…


★感想


私の英語力の足りなさによるところが多いと思うのですが、なかなか難しい小説でした。コスタの文芸賞を取っていますし、話題の作品なのできっと普通のミステリ小説とは違った面白さがあるのだと思います。ですので、100%この小説の醍醐味を味わえなかったことが、ただただ残念です。もっと勉強しないとなあ。


私が特に難しいと感じたのは、主人公エイダンが目を覚ますごとに違う人になり、同じ日を何度も繰り返す(違う人の視点で見て、事件について新たな気づきを得たりする)という点です。こちらが物語の核となるので、本当に悔しいです……。


終盤は事件の謎、物語の謎が明らかになりますが、クリスティーらしいと言われる所以がここにあるのかなと感じました。最後の主人公の気持ちの変化は、人生の教訓のようなものを教えてくれます。


上記のとおり、物語の状況をつかむのが難しかったので、読み終ったあとに読書メーターで日本語翻訳版『イヴリン嬢は七回殺される』のみなさんの感想を読んでみました。人格移転ものということで、日本語でも難しそうでしたが、おもしろいと思っていらっしゃる方が多かったので、私が次に日本に行ったら、ぜひ翻訳版を読んでみたいなあと思います!